部活動全員加入制撤廃を一関市校長会に要望する!

本日2月23日金曜日、委員を仰せつかっている一関市総合計画審議会が有り、あて職委員でお出でになる一関市校長会長と同席する。
 3年前、部活動の全員加入制撤廃を岩手県教委にも一関市教委に要望しても県教委・市教委とも強制化させた覚えは無いとだけ回答され、市教委からは各学校長が部活動加入を強制することを許容しているかのような返答までされた。我が子が中学に入学してからは学校にも要望したが、全県的なことだから変えられないと拒絶されもした。
 半世紀以上も前の岩手県中学校長会の申し合わせによって岩手県内市町村立中学校全校で生徒全員部活動加入強制を各学校の生徒会則で規定させたということが、自治体教委も追認せざる得ない岩手県全県ルールになってしまって不幸な歴史を刻んでいることだ。おそらくは当時の県教委もグルだったのだろうと思う。今となっては県教委は大多数の中学生たちが主体的に部活動に参加していると考え、市町村教委は各学校長の裁量で強制している学校がほとんどだと考え、各学校では県全体のことだから勝手に変えられないものだと考えている。市町村教委の言う各学校長の裁量って、無いんだよ、この件には!
 部活動って無休日長時間とも言われる過剰練習とそれに伴う先生方の過重労働が全国的に問題になっているけれど、少なくない学校で見られる加入強制性・全員加入制も問題として顕在化してて岩手県はそのメッカなのだ。折しも練習時間の抑制・休養日の拡大・将来的な地域移行がスポーツ庁で打ち出されようとしている。この機に市内各校の生徒会則改正を善導して全員加入制撤廃するよう一関市校長会に要望することを思い至った。市教委が各学校長の裁量に委ねていると言い、個々の学校長は県全体だからと言い、その県全体の発端が県校長会なのだから一関市校長会に要望するしかないのだ。
 この手の要望書なんて校長会長さんにシュレッダーに掛けられかねないんで審議会行く前にプログにコピペしときますよ。一関市校長会長さん、困らせてスイマセンが、こんなモンペもいます。なんとか思いを汲んでいただきたい。
平成30年2月23日(金) 一関市小中学校校長会 様
 現在、スポーツ庁の部活ガイドライン検討会議で部活動の練習時間や休養日だけでなく地域移行を含めた将来的なあり方についても検討されていると承知しています。年度末までにスボーツ庁から指示通知が発出され、練習時間の制限及び休養日の拡大については平成30年度初頭から遵守することが求められると思われます。
 市内中学校運動部のほとんどには育成会活動・保護者会練習・中学生スポーツ少年団などという部活動と同一メンバーでの社会体育的活動が連動して存在しており、平成9年に当時の文科省が示した部活動ガイドラインを補って余りあるほどの練習をしてきています。新ガイドラインが示されても同様に補完するだけでしょう。新ガイドラインは先生方の過重労働抑制だけでなく生徒たちのオーバーユース防止や学習時間・休養時間の確保などを目的としていますが、育成会活動等で補完されて従前と変わりなく無休日長時間練習が中学生のほぼ全員に強いられるのでは実効がほとんど得られません。先生方も指導に入られている育成会活動等もある模様で先生方の過重労働抑制にすらならないと思います。
 育成会活動等は一関市内をはじめ県内外の中学校で多数定着しており部活動がある限り無くなるようなことはないでしょう。生徒本人が志向するスポーツ種目であれば部活動と育成会活動等とで無休日長時間練習になっても支援する保護者も含めて本意かもしれませんが、不本意な部活動に加入して育成会活動まで強いられて無休日長時間練習になるのは耐えがたいものと思われます。岩手県内の市町村立中学校は部活動加入を全生徒に強制しており、運動部しか残っていない学校や文化部が有っても吹奏楽部しか残っていない学校なども有り、ほとんどの生徒さんは好むと好まざるに関わらず運動部に加入し連動する育成会活動等でも練習することが余儀なくされてしまうのが実状と言わざるえません。
 近年、野球のリトルシニア、サッカー・バスケ・バレーなどのユースチームに活動の場を求める生徒、スキー、スノーボード、フェンシングで国際大会に出場する生徒、ゴルフや社交ダンスなどで活躍する生徒、幼少期から水泳スクールや各種武道教室に通い青少年期の活躍が期待される生徒などが顕在してきておりますし、音楽系高校・大学に進学を目指して個人レッスンを受けているような生徒もいるでしょう。部活動と育成会活動等とで多くの時間が占められることは彼らの将来の芽を摘むことにはならないでしょうか。一方、相対的貧困という新しい概念での貧困も社会問題化しつつあり不安定な経済状況の家庭や文字通り生活保護や就学援助を受けている家庭が増えていることは校長先生方も実感されていると思います。そういうご家庭でも生徒本人が志向する活動ならば経済的な工面や活動そのものの支援をいとわないものかもしれませんが、本人が仕方なく参加する部活動と育成会活動等で経済的困窮に輪をかけることはいかがなものなのでしょうか。
 また、「中央教育審議会学校における働き方改革特別部会」昨年11月28日の会議で配布された資料「高等学校入学者選抜における部活動の評価」によりますと一般入試限定とはいえ「いずれの(全都道府県の)公立高校においても単に部活動に加入していることをもって入学者選抜において加点している例はない」しかも「顕著な成績等がある場合は加点」しているのは群馬県と埼玉県だけだそうです。公立高校一般入試でも3年間部活動をしていれば内申加点され大会成績でさらに加点されると思いこんでいる生徒や保護者は少なくないでしょう。部活動を強制する理由付けとしてはあまりにも乏しく感じます。
 昨年、部活動指導員を制度化する際に文科省がパブリックコメントを実施したところ「生徒に対して,入部する,入部しないの選択を自主的にさせる権利を保障すべきである。」という意見が多数寄せられ、これに対する文科省の見解として「部活動は,学校教育の一環ではありますが,生徒の自主的,自発的な参加により行われるものです。」と公表しています。文科省としては「以前から入部しない選択も可になるようにしている」ということではないのでしょうか。一関市教育委員会は部活動を生徒に強制するかどうかを各学校長に委ねており、市内ほとんどの中学校で生徒会則等で強制全員加入を規定しているとも承知していますが、それは学校が強制することはできないので生徒の総意であるかのようにさせただけではないのでしょうか。校長先生方が中学生だった当時も同様だったと思います。戦後の新制中学のまま歴史を繋いでいる中学校であれば昭和30年代の同時期に生徒会則の改正や全面改定などがされてはいないでしょうか。その時期の岩手県中学校長会での申し合わせで県下一斉に全員加入化されたものと聞き及んでおります。
一関市校長会が率先して一関市立各中学校生徒会則等の部活動全員加入規定を改正させるなり、岩手県中学校長会の申し合わせを反故にできないならば県全体で任意加入化するように岩手県中学校長会に働きかけるなりしていただいて平成30年度入学生や転入生に部活動参加を強制せず在校生の退部を容認していただくようお願いいたします。
本件のような要望は、一市民として市教育委員会に要望するなり、私も現役の保護者ですので愚息が在学する中学校に申し入れなりすべきものとも思われますが、一関市教育委員会が部活動を生徒に強制するかどうかを各学校長に委ねている姿勢であるとともに、中学生の部活動強制は半世紀以上も前のものであるとはいえ岩手県中学校長会の申し合わせによるものであり、市教育委員会でも個々の学校においても現状を追認されるようでありますので、一関市校長会様に要望するものであります。

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