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2013年12月16日 (月)

焦点を湾口防波堤の是非論に当てていいのだろうか?気仙沼内湾防潮堤

 気仙沼の内湾防潮堤は「湾口防波堤とフラップゲートを併用して提高を下げて」というまちづくり協議会の提案を受けた気仙沼市が「湾口防波堤を作らずフラップゲート高を上げることで提高を抑制できないか」と国・県と協議に持ちかけている。報道の論調からすれば国や県は気仙沼市が求めていない湾口防波堤は作らず、フラップゲートを採用するかしないかを検討し、その結果で防潮堤本体の提高を決められるものものと思われる。
リンク: 河北新報 東北のニュース/気仙沼の内湾防潮堤、議論大詰め 可動扉の採用焦点.

 今月になって、自民党内で被災5県の防潮堤計画を見直すべきだという声が上がっているというが、何を今更! この問題を早く決着させ、防潮堤本体も早期着工・早期完成させなければ海際地域の土地区画整理事業は動き出せない。異論を挟んでこれ以上、邪魔すべきではないだろう。それに、震災前の数年間、魚町で居候した人間としては内湾まちづくり協議会の検討結果に文句を言いたくもない。今更個人のブログて何を述べようと当事者の皆さんの目に触れることもなく、内湾の防潮堤計画が大きく変わることは無いだろう。でも、異論を吐き出したくなったので書かせていただく。

1 防潮堤を海際に作ることを要認している
  浮上式防潮堤がまちづくりコンペの最優秀になったことで、震災前と同じ場所で店を構えて暮らせるという幻想を持たされたのが不幸だったのかもしれないが、「防潮堤は海際しかない」という方向性が比較的早い段階で協議会でまとまっていたかのようである。防潮堤の海側になる漁船係留岸壁と湾岸道路の間に巨大なコンクリート壁ができてしまうことは仕込み業に影響しないのだろうか。昔に比べて内湾特に魚町の仕込みやさんは半減しているし鹿折から魚市場まである係留岸壁を軽トラで走り回るのが現代の仕込み業なのかもしれないが。

2 内湾のためだけの湾口防波堤
  想定している湾口防波堤は気仙沼湾の湾口ではなくその最奥部「内湾」だけの湾口である。億単位の税金の使い道にすべきだろうか。しかもその効果はフラップゲート高を30cm下げるだけの効果しかなく、水質悪化と船舶航行の邪魔になるという懸念が持たれている。

3 堤内のかさ上げ高は高すぎないか?
  防潮堤を作ろうが作るまいが、海際だろうがセットバックだろうが、かさ上げってTP1.8mだと思ってたんだけど、防潮堤の内側はTP3.0mまで盛って防潮堤本体との高低差を詰めようとしている。これじゃまるで悪名高き「スーパー堤防」だ。ほかの地域でも高盛土が伴うかさ上げ計画はあるし、魚町なんて100mそこそこなので、事業仕分けでストップがかかったスーパー堤防計画に比べれば、そして震災復興全体の中では小さい存在かもしれないけれど「海が見える魚町」にするためだけに血税・借金の使い方としてはどうなのだろうか、盛土不足が懸念されている中での高盛土計画の追加はいかがなものなのか。それに堤内の地盤高と係留岸壁の地盤高に差異が出来てしまう。係留岸壁側にスロープを作るということだけど「仕込みはどうせ軽トラ」だとは言え不便ではないのか。

 私は何度かこのブログでセットバック堤防道路にすべきだと述べてきた。また海際防潮堤を回避できないのであれば都市計画道路片浜鹿折線を高架道路にすべきだとも述べた。これは往来する人や車からの目線で海面変化を察知できるようにするためだ。どちらも越流から人命を守ってほしいことと、観光資源である港町風情や漁船係留岸壁との商売を再興・両立する手段として論じてきた。
 内湾まちづくり協議会でどのように検討が重ねられてきたのかその経緯はともかく推移がよくわからない。いろいろな考え方があり、どの考え方にも一長一短がある中で、優先されたのは「元の場所に戻って商いと暮らしを再開すること」と「海が見える魚町にすること」の2点だけになってしまったのではないだろうかと思われてならない。
 内湾とその周辺地域の将来展望や防潮堤を含めた復興事業のコストやスピードをどう考え合わせたのだろうか。「街への愛着」だと言われるかもしれないが「土地への執着」だったのではないか。優先された特に将来の津波にどう備えようとしたのか、どのように津波に強い街なり津波から人々を守る街を作ろうとしたのか。
 自論がベストだベターだとは言わない。が、内湾まちづくり協議会の結論と気仙沼市のベクトルがベターであるとは思えない。にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 気仙沼情報へ
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コメント

高さの妥協点を探ろうとしているように見えますが、防潮堤ってそういうものなの?ってすごく疑問です。
ただ、作らないかわりに、なにかあったら自己責任というか自市責任だからねって突き放すわけにもいかないだろうし・・・。

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