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2014年3月 3日 (月)

一関も学校統廃合は足し算でなく割り算で!

 超がつくほどではないだろうが一関市に「磐井中」という新しいマンモス中学校が生まれようとしている。が、内実は東日本大震災で校地の地盤の脆さが露呈した中里中学校を数百メートルしか離れていない山目中学校に統合し、これを機に山中の校舎を現地建て替えするものだ。
 戦後の新制中学立ち上げの際にわずか数百メートルだけ離して別々の学校を建て、中里中は北東側に、山目中は西側に数キロ単位で広大な学区が広がっているのは、なぜなんだろう。もともと山目町と中里村で学校の適地をそれぞれに探したらたまたま町村境の近くになってしまったということだったのだとは思うけど、いろんな意味でバカバカしい。中里村も山目町も一関町と合併して半世紀以上経つ。両校とも校舎を建て替えたりしているハズなのだが、どうしてその時に統合できなかったんだろう。戦後のベビーブームなどもあり、それこそ大マンモス校になりかねなかったからかもしれないけど。
 中中学区の東側に一クラ学年校の舞川中があり、山中学区の西側に一クラ学年校の厳美中があり、山中学区の南西側に二クラ学年校の萩荘中がある。この萩中や近隣の桜町中・一関中の学区でも山中の方が近い地域があり、越境通学者も少なくない。中学で学年1クラとか学年2クラなんてよほどの田舎で、町や村で一つの中学だというならともかく、一関市の中心市街地にある学校の隣接学区の現況なのである。
 中中の校地地盤という緊急性はあったとしても、中中・舞中の統合が先決だったと思うし、萩中と厳中と更に西側の本寺中(ここは更に小規模で学年あたり数人しかいない)の三校を統合して山中学区の西半分(赤荻小学区)を編入するなど抜本的な統廃合をすべきだったと思われる。そうは言っても学校の統廃合ってエイヤーッてできないんだろうけどねぇ。
 でも、問題にしたいのは今回の磐中化で「厳中・本中は磐中へ」、「舞中は桜中へ」、「萩中は関中へ」が既定路線になってしまうのであろうことだ。少子化が加速度をまして進んでいるので、いつの間にか一関東中の校舎は新しいので「川崎中は東中へ」、東山中の校舎は建替中なので「大原・興田・大東・猿沢(今年の4月に猿沢は大東に統合するけど)は東山へ」、まさか千厩から中学は無くさないだろうから「室根は千厩へ」、藤沢地域もどんどん生徒が減っているので「藤沢・黄海は花泉へ」なんていう動きが始まっていたりするかもしれない。なんか一関の街場の学校は残り、他の3校も「一関に近い方」にまとまる結果になってしまうじゃん。何か解せないけど「当たり」のような気がして怖い。
 以前、気仙沼市の小中学校統廃合計画に噛み付いていた頃にこんな記事を書いた。

リンク: 学校統廃合は足し算でなく割り算でやるべきだ: ぺきぶろ.第三者機関まで立ち上げて検討したのに複式学級が生じない程度の統廃合でお茶を濁されてしまったので、それじゃあ郊外の学校から順に統合を繰り返していって終いには旧気仙沼市の街場の近接した3校しか残らなくなっちゃうじゃん、そんなんでイイのかよってブログに書いたり、パブリックコメント出したり(震災前まで気仙沼市民だったので)してたんです。一関もそういうベクトルだよねぇ。
 小学校区単位で地域の繋がりがあったりするからそこに手を付けられたくない・付けたくないっていう意識がどうしても働いてしまうものだとは思う。だからどうしようもなくなるまで待って、致し方なく隣接学区の学校に統合するしかないのかもしれない。でも、それでは市の中心部と中心部寄りのいくつかの街場にしか学校を残せなくなってしまう。学校どうしは近いけど、それぞれの学校にはとなりの学校との距離よりも遠距離から子供達が通ってくるいびつな学校配置になってしまうのだ。中中・山中がそうだったように今に始まった事ではないけれど、それがますますひどくなるに決まっているしある程度は仕方がないことだとは思うけど、関東・東山・千厩・花泉はともかく磐井・桜町・一関の学校間距離に比べて遠くから通ってくる生徒の通学距離は何倍になってしまうんだか。
 一関市の年間出生児数は平成24年度で773人。35人学級で22クラ分だ。学校の適正規模って中学は学年3クラ、小学校は学年2クラだそうで、割り算すれば中学校7校・小学校11校になる。ただこの出生児は5年で25%減という急激な減少でもあり、この減少傾向が半永久的に続いていくことを考えれば、1校あたりの学級数を1・2クラ多くしておきたい。中学は5クラ・小学校は3クラで学校数を考えたいところだ。中学校4校・小学校7校を目処にすべきだろうと思う。あとは配置だ。ほとんどの学校が耐震強化を施した血税御殿だということを考えると新たに校地を求め校舎を新築することは避けなければなるまい。小学校を中学校にしたり中学校を小学校にしたり工夫を望みたい。私の予想した中学7校化ではバランスを欠いた配置で市民のコンセンサスは得られないと思う。本寺から蘭梅山に通わせるのか?市野々から中田に通わせるのか?狭山トンネルのそばから桜町まで通わせるのか?蘭梅山と中田と桜町の方がよっぽど近いだろう!って言われてしまう。
 中学校といえば部活動がある。岩手県は中学生に部活動の全員参加を強いている。部活動の意義は認めたい。が、部活動をするために習い事やダンス教室などを断念している生徒もいる、経済的な問題を抱えている家庭もある、限られた種類の部しかない学校もある、全員参加を強いることには疑問を感じている。その限られた部しかないことには憤りに近い思いもある。
 一関はソフトボールや合唱で全国大会の常連校と呼ばれる学校もあるほど、ソフトボールの街・コーラスの街ではある。が、すべての中学校にソフト部や合唱部があるかと聞かれれば答えはNO!なのである。通年活動の合唱部があるのは山目・一関・桜町の3校ぐらいだろうし、ソフト部も無い学校の方が多いはず。学区の中学にやりたい部活が無いから別の中学に行くという生徒がいることも常識化しつつあるようだ。(市の教育長は否定しているようだけど、そういう事由では認められないので何か別な事由で申請しているんだと思う)。推奨するならば機会を均等にして欲しい。強制するならばなおさらである。ましてソフトや合唱はメッカなのだ。たまたま生まれ育った地区の学校にそういう部が無いことってどうなんだろうか。野球・ソフト・ブラス・コーラスがあってサッカー・バスケ・バレー・卓球・テニス・バド・体操は男女ともあって・・・それぐらいは揃っていて欲しいものだ。そのためにも中学校は大括りにして学年3~4クラ程度の学校であってほしい。
 とにかく新生児数が5年で25%減ってしまう一関市である。時間がかかる学校統廃合なのだから、とりあえず直近の新生児数に合わせた学校の適正な数を市民に示し、統合の組み合わせをぐぢぐぢ言ってないでザックリとした学校の配置ぐらいを呈示して、議論のテーブルに乗せるべきだと思う。それから関中・萩中の統合校や本中・厳中・萩中+赤小学区の統合中を清明支援学校跡地に作るのも大反対!磐中に近すぎるでしょう。あそこが小学校や中学校になるなら建替中の山小・磐中の立地があまりにも問題になってしまう。教育委員会と議員の皆さん、よろしく。でも教育委員会事務局はできるだけ多くの学校を市役所に近づける魂胆だったりして・・・子供たちに一時間も歩かせといて市役所から車で5分は絶対に許せない。でも関中が萩中と一緒になって高梨に来るとそうなるなぁ、だからダメだって。

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コメント

いやー無いわー。一関って横に長いんすよ、萩荘と厳美だってかなり離れてるしね、まず萩荘と厳美のこといわしてもらえば適した道路がないだろ、馬鹿らしい。

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