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2015年1月22日 (木)

文科省学校統廃合指針は小中学校とも2学級の学年が有れば対象外?

だとすれば、小学校・中学校とも全学年1学級になっていたり複式学級があったりしなければ、中学校区と同一になるように小学校が統廃合され併せて小中一貫校化する流れになるのだろうか?これまでの目標は小学校学年2~3学級、中学校学年3~4学級だったと思うのでトーンダウンした感がぬぐえないけれど歓迎する方が多いだろう。

これまでも問題視されているが学年1~2学級の中学では先生方が1科目専担では全教科を網羅できず複数科目を担当することになる。複数科目の免許をお持ちの先生が多いとは言え免許が無くとも持たざる得ない科目も生じていただろう。小学校の先生でも中学の科目免許所持者がいるので小中一貫校になれば、小5から教科担任制にし小中教員相互乗入授業にすることで無免許授業とか複数科目担当とかがある程度解消されるではあろう。中1ギャップの解消という小中一貫校の目的にも適ってはいる。

一方、小中一貫校化で懸念されるのは「中学部活・小学生スポ少・中学生スポ少の一体化』である。小中一貫校になると小学校教員も総動員されて中学の部活顧問になることが想定される。そうなると中学校に進んだら部活動をするんだし小学生も一緒にやらせようという機運もでかねない。中学生のスポ少とか育成会なるものが部活動と表裏一体になっている地域では中学部活顧問がそのままスポ少のコーチをしている事例もあり、小学生対象のスポ少も学区単位で組成されていることが多い模様なので、この3者が一体的に運営され必然的に学校が部活動の範疇を際限なく超えて関与せざる得なくなるのではないだろうか。

この年末年始、①部活動の顧問を強制されている先生方のワークライフバランス崩壊②部活動参加を学校から強制されている公立中高生(全国の6割強の中学校は部活全員強制参加である)③部活動と連動したスポーツ少年団等が事実上部活動の練習時間・練習日を増大させている…といった問題がSNSで盛んに叫ばれ始めている。これらの現状で学年1~2学級規模の小中一貫校が増えていくということは先生方の長時間・無休日労働と子どもたちの運動過多+学習・睡眠不足に小学校の先生方と小学生まで巻き込んでしまうことにならないだろうか?

岩手県小学校132校、中学校29校に 県内「要検討」対象

ところで、全学年が1学級ずつになったら統廃合対象だということなので、こんな懸念も…

学校統廃合が進められてきている宮城県気仙沼市~浦島を吸収し白山を吸収する鹿折、落合を吸収し月舘を吸収する新城の両小学校も早晩全学年1学級になり統廃合検討対象になってしまう。それぞれの学校の街寄りには気仙沼小と九条小があり、従来ベクトルでは鹿折を気仙沼へ、新城を九条へ統合するということになるのだが、逆に気仙沼小と九条小を閉校して鹿折小・新城小は維持するべきだと思うところだ。郊外の学校を街場の一校にまとめるのなら仕方がないけれども、街場に複数校林立するようであれば街場の外周部の学校を残して郊外の子どもたちだけでなく街場の子どもたちもある程度の距離感を覚えるようであってほしいとも述べてきた。上述の4校はまさにそのような位置関係にある。

このブログで再三手ぬるいのではないかと指摘してきている一関・気仙沼両市の小中学校統廃合の計画だが、今回の甘くなった新基準「全学年1学級になったら統廃合対象」ということなので、対象校は然程減るわけではなさそうだ。小学校・中学校とも計画通りの統廃合では早晩そうなるであることが明々白々な学校ばかりであることは申し上げておく。他にも早晩全学年1学級になりそう(既になっているところもある)なのは今後の統廃合を加味しても気仙沼市の唐桑・大島・階上・大谷・津谷(いずれも小中)一関市の厳美小中・舞川小中・滝沢小・弥栄小・一関東中・川崎小中・藤沢小中・黃海小中・室根小中・大原小中・興田小中・大東小中とこの両市だけでも無数に有り、中には平成の大合併前の旧町村で小中各一校化になるところさえある。コミュニティ維持とのかねあいでこれ以上の言わば旧町村を越えた統廃合に異論を唱える向きもあるが、やらざる得ない状況かと思う。

だからということではないが…あらためて訴えたい…

そんなところにあと2冬も3冬も…気小と九条小の校庭に低層AP建てて御高齢の方々だけでも今度の冬までに住まわせられないだろうか 気仙沼市の仮設154棟で基礎部腐食

ご高齢の方は高層APの完成をいろんな意味で待ってられない。近接する小中学校の校庭のどちらかは仮設で埋め尽くされているだろうから多少離れていても校庭を共用できるところはどちらかの校庭に低層APを建てて今年の冬までに入居させてあげたい。特に児童生徒数が激減した歴代気仙沼市長の母校!小中学校とも北隣の小学校(ここも学年1学級)から体育授業の都度スクールバスで迎えに来てもらう、中学校は南隣の学校と統合予定なんだから部活は先行して合同チームにする、で何とでもなると思うんだけど…

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コメント

はじめまして。

>一方、小中一貫校化で懸念されるのは「中学部活・小学生スポ少・中学生スポ少の一体化』である

おっしゃるとおりだと思います。

小中一貫校は、一人の校長(または学園長)のもとに9年間同じ学校、同じ教育方針になるので、方針が偏っていてもそれが9年間連続する制度のようです。その間、卒業も入学もなく、転校も難しく、一つの学校に固定されます。

ある「お受験」が盛んな地域に、公立の小中一貫校が先行してつくられていますが、中学生の成績や進路のプレッシャーが、同じ学校に在学する小学生(高学年)にかかり、→ 中学年 → 低学年 と連鎖的に伝わって、「一貫」した点取り教育に偏っているといえるでしょう。ちなみにその学校は、小学1年~全学年のテストについて、項目ごとの正答率をHPで公開していたり、宿泊して生徒に勉強を教えるというほどの熱の入れようです。

これが「部活動」に置きかわれば、どうなるか・・・・・

それから、一貫校ではありませんが、最近、「小中連携」と称し、小学校に部活動をつくり、中学校の部活動と交流したり、練習したりしている地域もあります。もし、小中一貫校になれば、小学生のうちから部活づけの生活になるだろうことが予想されます。

私立の一貫校ならば納得の上で入学しているわけですが、公立のような様々な家庭環境、様々な学力、様々な運動能力の子が集まる学校で行われたらたまったものではありません。もし、一貫校ができるのであれば、十分注意した方がよいと思われます。

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