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2017年12月30日 (土)

学校評価アンケートにA4表裏びっちりの意見文…

 今月初め、長男が通うJunior high school HGから学校評価アンケートの提出を求められ、アンケートの項目について意見の有る場合は余白に記入くださいとのことだったが、とても書き切れなさそうだったのでPC打込でA4表裏びっちりの意見文を作って同封して長男に持たせた。律儀なことにアンケート集計だけでなくこのような意見に対する学校側の考え方を書き添えて保護者全員に配布されるようだ。だが、誰かが長ったらしい意見文なんか添えたものだから2学期末には間に合わなかったらしい。(打込み直すだけでもご苦労をおかけしただろうとは思うが匿名提出なのでデータ提供を申し出ることもできず…。副校長先生には恨みは無いんですが、ゴメンね、副校長先生。)
 部活動の全員加入制撤廃と部活闇練習ツールでしかないスポーツ少年団への委託・移管を求めたことをツィッターで紹介したところRTやGJをたくさんいただいたので、私が提出した意見文をご紹介しておきたい。
○部活動について
先生方の過重労働が社会問題になりまして、部活指導をしているだけで退勤時間は過ぎ去ってしまい時間外になってからしか授業準備も校務分掌もできないばかりか俗に言う残業手当が一切無い特殊な給与体系で長時間残業と休日出勤をされているとも聞き及びました。そのような中、本校の先生方もお忙しいにも関わらず部活動に積極的になられていることには感謝すべきなのでしょうが、多くの生徒たちは小学生の頃からスポーツ少年団で活動して同じ競技の部に所属しますし、運動部の生徒はほぼほぼ全員が部活動の育成会活動として中学生スポ少にも参加して平日の夜間や部活休養日の日曜日にまで練習しています。このような状況であるならば、練習の一切を中学生スポ少に委ね、先生方は中総体と同新人戦に同行するだけになさって、日常的には授業や校務に専念しつつ週末には十分な休養をとって英気を養っていただくことが生徒たちにとっても望ましいのではないでしょうか。
 合唱連盟のコンクールに参加するために合唱部を特設しているのも県内他校に倣ったものとは思いますが、常設の合唱部で参加している学校とはとても勝負になってないとも感じます。運動部を引退した生徒たちを泣き落とすかのようにかき集めている実情も覗えますし高校受験を控えた3年生諸君を秋口のコンクールだけではなく市内音楽発表会や萩中祭、まちづくり協議会の萩荘まつりまで引っ張ってしまうもいかがなものかと思います。運動部の練習をスポーツ少年団に委ねてしまえれば放課後に毎日ではなくとも通年的に練習させることが可能ではないでしょうか。どうしても合唱連盟やNコン等の合唱コンクールに参加し続けなければならない御事情がお有りになるというのであれば、そのような態勢をおとりになって継続的な声づくり・レパートリーづくりをなさってはいかがでしょうか。また3年生は市内音楽発表会には学年合唱で参加するのだとしても特設合唱部は秋口のコンクールで引退させ、特設合唱部としては1~2年生だけで市内音楽発表会・萩中祭・まち協の萩荘まつりで歌わせるようにしていただきたいと思います。
 また、一関市で校外でスポーツ活動に取り組まれている中高生の活躍が報道されるようにもなっており、学校の部活動との両立を求めることが個々人の芽を摘んできていたのではないかと懸念を感じています。本校の人数規模では3年生ほぼ全員がレギュラーになって最後の中総体に出場できるとは言っても誰しもに中総体を経験させることに拘る必要は無いでしょう。岩手県内全ての市町村立中学が各学校の方針で生徒全員に部活動加入を強いている状況であることは存じ上げていますが、校外活動をしている生徒の部活加入を免除したり彼らが籍を置くための「校外活動部」という部を作り事実上部活加入を免除している学校が県内の市町村立中学でいくつか実在していると聞き及んでいます。同様にすべきとは言いません、全国ルールに則って新入生・転入生の未加入や在校生の退部未加入を認めるべき時機なのではないでしょうか。
 先月末に開かれた中教審働き方改革部会で「公立高校一般入試では部活動経験の有無で内申点に差異がある都道府県は一県も無く大会成績で加点するのも群馬県・埼玉県だけである」との文科省調査結果が資料として提示されました(文科省のホームページで公開されていて拝見しました)。入試への好影響を第一目的に部活動を推奨・推進されているわけでは無いのでしょうけど、騙されていたような気分がフツフツと沸いてきています。推薦入試や私立高入試では部活動に関する評価が反映されるのでしょうが、入試制度全体を勘案してみると全生徒に部活動を強いる必要性としてはあまりにも貧弱すぎると思います。
○地域社会について
「青少年健全育成協議会」や「まちづくり協議会」は一般の地域住民には全く縁が無いもので理解も認識もされていません。われわれ現役の子育て世代は尚更です。本校ではまだ取り組まれていない「地域学校協働」もいずれは関わってくるものと思いますが、一般の保護者や生徒たちがほとんど理解も認識もしないままPTA役員を生贄に出しているだけでは学校とPTAが地域と連携して地域づくりと青少年健全育成に取り組んでいるとはとても言えないのではないでしょうか。教育振興運動も我々保護者は理念や必要性をレクチャーされることもなく子育てを終えていきます。必ずしも学校や学校PTAがすべきことでは無いとも思いますが、これらについて我々保護者へのレクチャーや参画意識醸成に繋がるような取り組みを市教委や市役所が傘下のどこかにさせるべきなのではないでしょうか。PTAとして取り組むのであれば、役員を市役所職員と他校の先生方で固めて推進役になってもらわなければ、実行すら困難で実効など上げられないと思われますが。
○鶏舞について
ほとんどの生徒が小学校高学年時に経験があるとは言っても「まねごとレベル」の生徒が多いように見えますし、中学生になってまで運動会で保護者が特殊な衣装の着付けに翻弄されるのは厳しく感じます。住まいを求めたり仕事などの事情で転居してきたような家庭にとっては奇異に感じられると思います。中学入学時に転居してきた家庭や中学入学後に転居してきた家庭にとっては尚更でしょうし、そういう家庭のお子さんが踊りを短期間でマスターすることは困難極まりないはずです。HG二中の生徒が岩手国体開会式で披露して絶賛を浴びてから半世紀近く経過しています。伝統芸能委員会や市野々地区在住生徒を中心とした中学生鶏舞チームが定期的に練習して地域の行事などで披露し続けることなら賛同しますが、学校統廃合という経緯もあって継続して生徒全員で取り組まれてきたことは歴史的使命であったとしても、その役割はすでに終えているのではないかと思います。
「解説」
鶏舞とは…神楽の一種で岩手県南・宮城県北地域で広く伝承されている。集落によって踊り方・演奏・衣装に違いが見られる。Junior high school HGはHG一中とHG二中が40年ほど前に統合した中学校で学区は東西方向に長く広い。統合前の昭和40年代、HG二中の全校生徒が学区地域で伝承されてきた鶏舞を岩手県で開催された国体開会式で披露し喝采を浴びたという歴史的成果を上げている。統合後のJunior high school HGでも全校生徒に体得させて運動会で演舞してきた歴史的経緯が有るが前述のように長く広い学区全体の伝統芸能とは言えない側面もある模様。なお、10年ほど前には旧HG一中と同一学区であったElementarySchoolHGと旧HG二中と同一学区であったElementarySchoolINNも統合し同名ではあるが統合新設校としてElementarySchoolHGが開校しJunior high school HGと同様に鶏舞を高学年児童に運動会で演舞させている。

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