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2018年3月15日 (木)

新しい部活動ガイドラインは指示通知本文で加入強制性排除・全員加入制禁止を!

新しい部活動ガイドラインがスポーツ庁の検討会議で固まった。年度内には各都道府県や政令指定都市の教育委員会に通知されるという。各学校現場で新年度当初から実行されることを期待していたが、各都道府県教委での焼き直しには時間が掛かるのが一般的でもあり、市区町村教委や学校現場での実施にはタイムラグがあるのだろう。早くても夏休み明け?看過していると冬休み明けとか31年4月とかという自治体や学校もありそうな気がする。
岩手県などのように育成会活動・保護者会練習・中学生スポ少といった無休日長時間練習化ツールを立ちあげられていて練習時間制限や休養日を有名無実化していることや生徒の全員加入制が地方を中心に根強く残っていることについてはガイドラインで改善・解消を求めないばかりかスポ庁ホームページで公開されている議事要旨を見る限りは席上で言及されてもいない、妹尾委員が何度か発言した模様だが…。育成会活動などのような無休日長時間練習闇部活組織は立ち上がってしまうと解消されることはないだろう。学校界隈はそういうところだからだ。部活動から加入強制性を排除(全員加入制は当然禁止)して部活動を地域に委ねることでしか抜本的改善にはならないのではないだろうか?
学習指導要領にある「生徒の自主的,自発的な参加により行われる部活動」とは、部活は生徒にとっても教師にとっても強制ではないということを示している。昨年の部活動指導員制度化パブコメ回答でも明白だった。全生徒入ることが当たり前、教師がやってくれて当たり前ではない。ところがこれを認識していない学校現場や自治体教委が多すぎる。認識していながらも、あたかも生徒の総意であるかのように生徒会則で全員加入化させた中体連・校長会ラインの指示を是認している自治体教委(岩手県教委・一関市教委…)すらある。新しい部活動ガイドラインでも運動部活動を実施する際に重視すべきことの一つとして「生徒の自主的、自発的な参加により行われ、学校教育の一環として教育課程との関連を図り、合理的でかつ効率的・効果的に取り組むこと」と掲げているが、この文言だけじゃあ、岩手県内各市町村の教育長先生たちが全員加入制をやめなくてはならないとは思わないだろう。部活動加入を強制とするかどうかは各学校長に委ねられている(解釈もオカシイが言い回しもオカシイ…)としながらも全員加入制が望ましいと議会答弁した教育長先生もいる…教育長の意向に従わない校長先生がいるか?
ほとんどの中学のほとんどの運動部に育成会活動・保護者会練習・中学生スポ少といった闇部活組織がくっついてる岩手県、ガイドラインが新しくなって練習時間が制限されて休養日が拡大しても闇部活組織が補ってしまうから、ほとんどの生徒は無休日長時間練習を強いられ続ける。部活動への加入強制性・全員加入制も続いていくのであろうから、ほとんどの生徒が否応なく運動部と連動する育成会活動などに加入させられ(文化部がほとんど無いような学校も少なくなく唯一の文化部が吹部で女生徒しかいないようなことも…)無休日長時間練習を余儀なくされてしまう地方中学の日常は何も変わることなく続いていってしまうだろう。
無休日長時間練習化ツールを立ちあげて練習時間制限や休養日を有名無実化する手法は全国に伝播していてガイドライン強化に際して多くの学校が模倣すると思われる。新しいガイドラインでは練習時間制限・休養日拡大だけでなく複数校合同チームや地域のスポーツクラブが中総体などに参加できるよう中体連に求め、部活動の将来的な地域移行も求めているということだが、そのことが無休日長時間練習化ツールでしかない闇部活組織の立ち上げを後押しする懸念すらある。加入強制性が排除されなければ、ほとんどの生徒が否応なく部活動に参加させられガイドラインが有名無実化されて無休日長時間練習が続いても誰も抗えなくなってしまうのだが…。
新しいガイドラインを自治体教委に通知する本文で生徒会則を含めた加入強制性排除・全員加入制禁止を厳命されることを切に願うところだ。
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2018年3月 7日 (水)

中学の部活なくなる?地域クラブとの一体化、自民提言

 従来の運動部を引き継ぐとすればスポーツ少年団だろう。中学生スポ少が組成されて学校部活と同一メンバーで延長練習・夜間練習・休日練習をしている地域は少なくない。中学生スポ少と名乗らず部活動育成会とか保護者会練習という呼称で同様の活動をしている地域も多い。
 岩手県ではほとんどの中学校のほとんどの運動部に中学生スポ少か育成会活動か保護者会練習が連動組成されていて、県教委が定めている部活休養日(平日週1と第2・第4日曜日)を補って余りある活動をしていて事実上無休日長時間部活動が展開されている。岩手県では中学生の部活動は全員加入制であり好むと好まざるに関わらず部活動加入が余儀なくされ、連動する中学生スポ少などと合わせて無休日長時間練習をほとんどの生徒が強いられている。
 スポーツ庁が4月から練習時間抑制と休養日拡大を求める新しい部活動ガイドラインを示してくるが、当県では中学生スポ少などが補ってしまうので事実上の無休日長時間部活動が続いてしまうのだろう。この手法は全国伝播していて他県でも同様事例がある。新しいガイドラインをすり抜けるために模倣する学校が増えることと思われるがこういった組織に部活の役割を委ねたい。
 部活動には加入強制性が帯びやすいものだ。地域移行してスポ少化することによって加入強制性が払拭され、ゆるスポ志向の生徒が総合型地域スポクラに参加したり、アスリート志向の生徒が民間スポーツクラブやプロチームユースやリトルシニアなどで育成される可能性が広まることと思う。また、部活を引き継いだスポ少に取り組みたい競技種目が無い場合に他学区のスポ少に所属することや単一学区でチーム組成が困難になった場合に近隣学区のスポ少と統合することなども許容されたい。
 文化部も同様スキームで地域移行して欲しいところだが、どこに住んでいても吹奏楽系・合唱系・演劇系の部活的な活動にアクセスできるようであって欲しい。静岡県掛川市で試行が始まる教育委員会が運営する合唱系と演劇系の地域部活がアンサーのような気もしている。美術や書道などは部活動ではなく個々人の活動にして希望する生徒は教科の先生に指導を仰げるようであれば良いのではないだろうか。

中学の部活なくなる? 地域クラブとの一体化、自民提言

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