« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »

2018年4月10日 (火)

部活動育成会活動で保護者間トラブル、罪深い全員加入制を今すぐ撤廃せよ、岩手県!

 岩手県はほとんどの市町村立中学のほとんどで運動部のほとんどに育成会活動と称して部ごとに結成されている保護者会の管理運営で夕方の延長練習・夜間帯に集まり直して行う夜間練習などが実施されている。スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブのどちらか中には両方にダブル登録しているところもある。公費助成など何らかのメリットがあるからだろうがダブル登録はどうかと思う。それはともかく、これら保護者会組織が土日の部活動を過剰に盛り立て延長練習・夜間練習と合わせて保護者の実働負担を強要し、保護者の職業や家事介護育児への影響が無視できない状況でもあるようだ。実は最近、この保護者会活動に端を発した保護者間トラブルを聞いてしまった。部活動の価値観には個人差が有るものであり、学校が設定した部活動時間や休日活動の範囲で終始して欲しい親子もいるだろうし、全員加入制のために消極的選択でその部に入部したような生徒とその保護者に至ってはなおさらで有るはずだ。
 小学生のスポーツ少年団活動も盛んな土地柄で、中学に進学したら小学生スポ少と同じ競技の運動部に入部する生徒がほとんどなのだが、そのためか中学の各部保護者会と小学生スポ少とが一体化しているかのような様相も呈している。小学生スポ少で競技を始めていないがための中1ギャップが親子を襲うかのようだ。日中帯で終始する仕事、㈪~㈮で終始する仕事ばかりではない、医療や介護、販売や飲食業界であれば曜日は関係無い、週末や夜間が稼ぎ時であったり、ニーズがあったりするものだ。そういう職業の親たちが小学生のうちから子どもたちに少年団活動にアクセスさせるのは困難だし、要介護の家族がいたり幼少の兄弟がいたりすれば、さらに親自身がシングルであったりすれば…ということになる。中学生になって部活をしなければならない(岩手県の市町村立中学は部活動全員加入制なのだ…)といっても延長練習・夜間練習・休日練習まで強いられて親の実働負担まで強いられるのはあまりに厳しい。
 中学生自身も本当はやりたくないのに全員加入制だから仕方なく運動部に入部しているケースもある。運動部しか無い学校も有るし、文化部は有っても吹部しか無くてしかも女生徒の城と化していたりということもある。ソコソコの人数規模の中学でも運動部に入部せざるえないのが実情のようだ。そしてほとんどに保護者会組織があって育成会活動という仕組みで無休日長時間練習を強いられてしまう、新しい部活動ガイドラインが徹底されたとしても…。ちなみに吹部でも保護者会組織が延長練習などを運営している学校も有り、全土日祝、昼夜2回保護者が炊き出しをして早朝から夜までの超長時間練習をしている事例も聞く。
 どうだろう、事実上は無休日長時間の部活動が継続し、そこに保護者の実働負担が強いられ続けるのであれば、昭和三〇年代から続いてきた中学生部活動全員加入にピリオドを打つわけにはいかないだろうか?
 おりしも、幼少期からスノボを続けてきた高校生が平昌冬季オリンピックで4位に入賞したり、ポルダリングで国際大会に出場した中学生が高校生になったりしている岩手県である。フェンシングや競技スキーでも国際大会に出場している中高生もいる。ここ数年来、野球ならリトルシニア、サッカーならクラブチームに活躍の場と育成機会を求めている小中学生も少なくない。学校部活にも参加しなければならないのでは、家計負担も二重となるばかりか、平日の放課後や土日のどちらか半日程度の部活動だけではなく無休日長時間練習となる育成会活動などまでやらなければならなくなり、保護者の実働負担まで求められてしまうのでは厳しいはずだ。生徒の将来の芽が摘まれてしまってはいないのだろうか。
 一方、相対的貧困という新しい概念での貧困が社会問題化してきてもいる。抑制気運が高まる部活動だけならともかく、育成会活動という仕組みで無休日長時間練習とそれに伴う保護者の実働負担によって、生徒自身の時間だけでなく家計にまで大きなウェイトがのしかかるようでは、時間と経済力の喪失で中学時代の貴重な学びの機会を失うことに繋がりかねない。まして保護者間トラブルにまで発展した事例も有るのだ。弱い立場の家庭を追い込んで不登校などに発展しないとも限らないだろう。
 既に各中学校で新一年生を迎え、当然のように全員部活動に入部することを厳命されているだろうが、実際に入部して活動するまでにはまだ2~3週間ほど有る。岩手県教委は全員加入制にSTOPをかけよ。県教委は「中学生の部活は強制ではない」と教育長に県議会で答弁させたり「県教委は中学生に部活動を強制していない」と県民の問い合わせに回答したりしていて、この問題が存在していないかのように振る舞っている。しかし、学校現場から往復切符で事務方にいる先生方をはじめほとんどの職員は実態をご存知のはずだ。全員加入は各学校生徒会則によるもの、育成会活動などは地域と保護者がやっているもの、表向きはそうだろう。育成会活動などの組織はあまりにも定着していて抑制は効かないだろう。新しい部活動ガイドラインを岩手県で実施しても実効は無いのだ…

にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
にほんブログ村

« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »

他のアカウント

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

にほんブログ村ブログパーツ

  • にほんブログ村ブログパーツ

最近のトラックバック