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2018年6月 7日 (木)

部活全員加入制は岩手県全体のルールなのに「部活は生徒の義務ではない」って県教育長に言わせてる県教委…

「本県の運動部の活動時間は、全国平均に比して多いという状況にはありませんが、部活動時間に続けてスポーツ少年団活動等を行っている事例もありますので、より踏み込んだ本県の実態を把握するため、現在、通常の運動部活動後に行う活動の実態を調査しております。部活動は生徒の義務ではなく、生徒の主体的な判断で行う教育活動の一環として、スポーツや文化芸術の能力を一層育む意義のある課外活動でありますが、適切な休養を伴わない行き過ぎた部活動は、生徒の心身の健全な発達や自立的な家庭学習等への妨げにもつながる…」
 これは岩手県議会平成29年2月議会での岩手県教育委員会教育長 高橋嘉行氏の答弁である。事務方が作文した答弁書をお読みなのだとしても部活動は生徒の義務ではなくとはよく言えたものだ。大学卒業後に県職員上級組で採用されて事務方にお勤めだとそういう認識になるものなのか?一関一高卒だということだから一関市かその周辺市町村で中学時代を過ごせば「部活は強制」だったはずだし、ご自身のお子さんが大学附属中や私立中で学ばれない限りは同様の経験をしているはずなのに。部活動に引き続いてスポ少などが行われている事例はご存知のようだけど。あっ、これも事務方が作文した答弁書読んでるだけかもだが…
 質問したのは元岩手めんこいテレビアナウンサーでもある千葉じゅん子県議
「本県の中学校の部活動において、教員、指導者、生徒、保護者の負担や役割が大きくなってきていること、特に運動部系では、過密スケジュールにより生徒が疲れ、授業についていけない状況があることは、去年の決算特別委員会の折にも指摘させていただきました。教育委員会の答弁では、学校と保護者の間で情報の共有がなされていて、改善については各学校で取り組んでいるということでしたが、保護者の間からは、その改善は必ずしも十分ではないという声が上がっています。休日の遠征や練習試合に保護者が駆り出される場面も多く、特に働いている保護者の場合、付き添いのために仕事に影響が出たり、精神的な負担を感じるといったことが起きているようです。土日も部活指導に明け暮れる先生方からも、学力向上のための取り組みに専念できないという声が寄せられています。本県の中学生の学力向上の取り組みに対する効果がなかなか上がらないのには、こうした部活動の実態が少なからず影響していると感じていますが、県では、こうした中学生の部活動と学業の両立のバランスについてどのように把握しているか、また、把握していない場合は実態調査も含めた対応が必要と考えますが、教育長の認識と方針をお聞かせください。」
 ご自身のお子さんは今年の4月に中学生になったご様子なので、この質疑の当時は小学生。それでもお兄ちゃんやお姉ちゃんがいるママ友さんから、そのママ友さん自身が中学生の頃に比べて部活が長い(父母会練習やスポ少によるもの)、大会遠征が多い、親の実働負担が多すぎる…などの声をお聞きになっていたのだろうと思う。千葉じゅんこ県議ご自身が中学生ママになられ、一緒に進学された同級生ママたちが感じられた戸惑いも含め、ご自身の感慨はいかがだろうか。
 部活動加入を生徒全員に強制する全員加入制は他都道府県でも実例があり、昨年、文科省が抽出とはいえ全都道府県の中学校に調査したところ、3割程度の中学校で全員加入制が残っているという。岩手県教委は県内中学生に部活加入を強制した記録も記憶も無いそうだが、昭和30年代までに県内全市町村立中学校が全員加入制で足並みを揃えてしまい、各市町村教委の教育長はOB校長であるから是認姿勢で「強制するかどうかを各中学校長に委ねて対応させている」(変な言い回し…)としつつ「全員加入が望ましい」とまで議会答弁で強弁する教育長先生もおられる。

■第4回 部活動のあり方を考え語り合う研究集会 in岩手 を開催

 8月5日(日)には学習院大学長沼研究室が盛岡市アイーナ8階で「部活動研究集会in岩手」を開催される。全員加入制は全国的な大問題だけど岩手県はそのメッカ、そこから全員加入制を崩して、全員加入制に苦しむ生徒と保護者、そこから波及する全員顧問制に苦しむ先生方を救いたいという思いから、長沼豊教授が東京・大阪・名古屋と大都市で開催してきた研究集会を岩手に持ってこられた。長沼教授とともに日本部活動学会に名を連ねておられる全国各地の大学の教授、准教授の方々、いわゆる部活改革派と呼ばれるような学校現場の先生方が全国各地からお集まりになるだろうと思われる。高橋嘉行岩手県教育長や千葉じゅん子県議をはじめ、県教委の方々や県議会議員にもご参加いただいて、岩手ローカル事情の異常性を認識していただきたいと思う。県中学校長会、県高校校長会、県中体連、県高体連、県高野連などの方々にもお出でいただいて、議論に加わっても欲しい。そして、全員加入制はドコが決めたルールなのか、ご発言いただけたら嬉しい。県教委と両校長会と両体連との三つどもえでケンカになるだろうけど…
 現役の先生や元教員の方、保護者の皆さん、教員を志望しているいないに関わらず学生・生徒の皆さんもご参加いただけます。事前に長沼研究室のHPからのリンク先で申し込みください。前日の朝までドタキャンOKなのでご関心の有る方はとりあえず申込ましょう!

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