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2018年10月15日 (月)

岩手県議会で答弁された部活動加入の在り方見直しは校外活動部&特例的加入免除止まりなのか…

 岩手県議会で中学部活について加入の在り方や部活動ガイドラインの市町村・学校での取り組まれ方が質疑され、10/11㈭の岩手日報では強制全員加入が改められつつあり県としても見直しを促進していく姿勢であるかのように報じている。実際の質疑の模様が岩手県ホームページで動画配信されており、どのようなニュアンスで語られたのか、記事になっていない答弁内容に関連するものがないか拝見してみた。
 県教委の答弁によると、昨年度の県内調査で生徒が部活動に加入しないことを容認している中学は8校、加入の在り方を検討している中学が47校有るのだという。「部活動未加入容認」というのは「任意加入」ということではなく、校外のスポーツ・文化活動に取り組んでいる生徒であれば未加入を容認しているということではないだろうか?しかも8校に過ぎないということは、盛岡周辺に数校有ると言われている「校外活動部」という彼らに籍を置かせて何も活動しない部を立ちあげている中学がそのほとんどと思われる。県教委答弁のニュアンスからも部活動加入の在り方が再考されていくとしても校外活動部か特例的免除で止まるような気がしてならない。
 結局、トップアスリートの育成・輩出や青少年が多様な活動をすることを許容すべきだという時代の要請に応えようということでしかないのではないか?校外活動部の設置や特例的な加入免除というのはガチガチの全員加入よりは半歩前進では有り、校外での活動で活躍や将来性が期待される生徒たちや彼らの保護者・指導者にとってはありがたいものだろう。だがそれては、どこまでも中高生の放課後や休日はスポーツを中心としたなにがしかの活動に取り組ませることが前提の考え方である。そういう考え方が戦後の岩手県中学校教育の中心的考え方で、県民の多くはその環境下で部活動に必ず入るモノだと洗脳されてきているのだが、文科省学習指導要領に照らせば校外活動の有無に関わらず部活動の加入は任意であるべきもの(文科省やスポ庁のホームページにはそのような見解が見て取れる、前回記事でも紹介しているところ…)で、昨年の文科省全国調査でも部活動強制全員加入の中学は3割程度にまで減っている。
 子育て世帯の多くは中学生になったら運動部に入って、部活には父母会練習というものもあって、部活動としては練習時間の制限や休養日が有っても毎晩遅くまで練習して土日は練習試合や大会参加の連続になると認識しており、子どもに校外のスポーツ活動や文化活動をさせている家庭では部活動や父母会活動をどうにかできないかと苦慮しているだろうし、そういう家庭が増えてきているとは思われる。そこで「校外のスポーツ・文化活動に取り組んでいる生徒への配慮」も求められているのであろうが、様々な事由で転入してくる方々もおられるのでそういった認識を持つ家庭ばかりではないし、相対的貧困など家庭状況によっては部活動だけであっても参加が困難で、さらに父母会練習や中学生スポ少という「余計な活動」まで事実上強いられるのではたまったものではなかろう。
 部活動以外にやりたいことがあるのならそれを許そうというだけでなく、部活動にとらわれずに義務教育や高校教育での学びを深めたいとか、部活動が困難な家庭の状況であるならば生活を維持しながら就学と修了を目指すことを優先したいとか、そういうことが許容されてほしいものだ。
 スポ庁のガイドラインが策定されたのは今年3月だったので、部活は全員加入のままだろうけど平日2時間・休日3時間で土日どちらかと平日は休みだろうと思って入学した中学一年生家庭もあるだろうと思うが、それすらスタートしないままの新年度であった。県版指針が6月に打ち出されたので、2学期からはそうなるのだろう、部活と父母会練習やスポ少とでの無休日長時間練習もスポ庁ガイドラインどおりになるんだろうと期待した中学生もいることと思うが、何も変わらないまま新人戦前の部活動延長までされる始末だった。この県議会質疑や新聞報道で各学校での実施は来年度になるということが明々白々になったのだが今度こそ彼らと現在の小学6年生たちの期待を裏切らないことを願ってやまない。
 県教委や県版ガイドラインの策定に関わった教育関係機関の想定は校外活動部や特例的加入免除程度なのかもしれないが、岩手日報で報じられた記事の文面から全員加入制が無くなって中学の部活は任意加入化されると受け止めた岩手県民がほとんどだと思われる。県教委よりも市町村教委しかも教育長に望みたい。特にも頑なに全員加入を守ろうとしている一関市教委小菅教育長!父母会スポ少を含めた練習時間制限と休養日拡大はもちろんであるが、学習指導要領違反の全員加入制を撤廃して校外活動部や特例的加入免除ではなく完全に任意加入化することを強く望むものである。
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