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2019年4月18日 (木)

部活動ガイドライン岩手県のその後…

岩手県方針はこうだった。

  1. 部活だけでなく父母会スポ少も含めて平日2時間・休日3時間・土日どちらか1日と平日1日の週2休
  2. 校外のスポーツ文化活動に取り組む生徒に配慮する取組の推進

ほとんどの市町村では県方針を踏襲した市町村方針ではあったけど、校外のスポーツ文化活動に取り組む生徒に配慮している中学校ってこんなものだし→岩手県で任意加入化した中学校と校外活動部が有る中学校

一関市なんて市方針で割愛しちゃってて、練習時間抑制も父母会とスポ少にはユルユルの表現で

  1. 平日2時間・休日3時間・毎週日曜日と平日1日の週2休
  2. 父母会には同様となるように要請
  3. スポ少には午後8時を過ぎないように協力を求める

挙げ句、父母会でもスポ少でも無ければ良いんだべ?って、日曜日に何チャラスポーツクラブって名乗って練習し始めたところが有るんだってサ、何カ所も…先生が関与しているとかってところも…歯止めになってねぇじゃん!

部活動のスポクラ連携ってさ、部活の練習にスポクラの人が指導に来たり、部活がスポクラに行って練習したりであって、当然、練習時間や休養日は自治体教委や学校のルールでやんなきゃダメって思いません?部活の地域移行だとしても練習時間も休養日もガイドラインを遵守すべきだろうし。

部活とスポ少・スポクラが表裏一体化するのってルールを逸脱して練習するだけになるんですよ。部活父母会の練習だとか部活父母会がスボ少化したものでは県方針で縛られてスポ庁・文化庁のガイドラインの範囲でしか練習できないのだから、それ以上にやりたいのであれば全員退部して学校外のスポーツ活動に転換なさってはいかがか。そんなコトしたら中体連の新人戦にも選抜大会にも春季大会にも中総体にも出られなくなるって心配するだろうけど、全員退部したらその競技の部が無くなっちゃうので、中体連の大会には「〇〇〇中学校特設〇〇〇部」で出場できるでしょ。ただ「校外のスポーツ文化活動に取り組む生徒に配慮する」ってのを学校が確約してくれっかどうか、特に一関市。

でも日曜日に何チャラスポーツクラブで事実上の部活動練習するのを黙認し始めちゃってんだから、そのぐらい率先しておやりになってはいかがですか、小菅教育長さん。

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2019年4月 8日 (月)

高校入学式で保護者に配布されたしおりに「部または同好会に全員所属」トホホ

 ひとり息子が岩手県立一関第二高校に入学した。岩手県は数十年来、中学高校ともほとんどの学校で生徒会則に部活動全員加入規程が盛り込まれ、強制全員加入が続いてきた。それでも部活動ガイドラインを受けたこれからの部活動のヤラセ方みたいなものが入学式で説明されるのかと思ったら何も無く、配布された入学生保護者のしおりなるものには「生徒会の部または同好会には全員所属することになります。」という説明文が有り、岩手県方針に盛り込まれた練習時間抑制・休養日設定そして「校外の活動に取り組む生徒に配慮する取組の推進」については何も説明されていなかった。岩手県方針は改定を検討する会議が立ち上がっており、その結論を待って対応しようとしているのかもしれないが、平成最後の入学生までは従来どおり、ガチガチの全員加入で部活動に参加させようとしているのかもしれない。この高校には文化部が13も有り、あえてこういう表現をするが、活動強度はピンキリのようだろうから、長男は土日や長期休みはもちろん活動せず、学期中の平日でも活動しない日が大半になるような部を選んで入部することとは思う。でも、全員加入でなかったら、いずれの部にも入部しないで自由な高校生活を送りたいと願っているに違いないのだ。長男だけではないだろう。
 各市町村・各中学校でもマトモに対応しようとしていない部活動ガイドラインを高等学校が生真面目に対応しろというのはナカナカ難しいのだろうけど、県立高校なのだから県教委の直轄下に有るわけで、従うべきものには従ってほしいところだ、たとえ先生方・生徒・保護者の多くが抵抗感を示したとしても。高校に行ったら全員加入だから中学校のうちから全員加入にして父母会スポ少の闇部活練習も組みこませて鍛え上げておかないと…みたいな志向も働いて中学部活が過熱化した側面も有るだろうと思われる。高校が全員加入制をやめ、かつ、練習時間抑制・休養日拡大に舵を切らないと中学部活も沈静化も任意加入化も難しいだろう。
 入学前にPTAの役員・委員を募られて、手を挙げていた。PTA執行部に入って部活の在り方について圧力をかけたかったのだが、手を挙げた人が多かったとかでお呼びがかからなかった。学校に直接的に求めるチャンネルが無いのだが、岩手県方針の改定検討結果を見つめつつ、高校部活動の改善にも声を上げ、発信していきたいと思う。

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2019年4月 4日 (木)

4月14日(日)は部活&スポーツクラブ応援フォーラムへ

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4月14日(日)、

岩手県金ケ崎町で基調講演に中澤篤史先生(早稲田大学スポーツ科学学術院准教授)をお迎えする、

部活&スポーツクラブ応援フォーラム

が開催される。

中澤准教授の講演だけでなく、アスリート育成を目指した食育、原田メソッドと呼ばれるトレーニング方法のレクチャーも有り、中澤准教授の講演後は国・県・市町村が制定した部活動ガイドラインの概要解説、それを踏まえて部活動やスポ少、総合型地域スポクラ等で指導に携わっている方々をバネリストに迎えたトークセッションが行われるもの。事前にリンクページで申し込んで聴講いただきたいという。

主催されるのは「いわてベースボールドリームプロジェクトIBDP」というスポーツ支援団体で、教育委員会や体育協会が名義後援に入ってはいるもののフォーラム自体は行政主体のものではない。

事務局の方とお会いする機会が有り、お話しをうかがったところ、ガイドラインを定着させながらこれまでの学校部活動に有った負の側面を解消させつつ進行する少子化に見合った形で地域のスポーツ活動・文化活動を発展させていきたいというお考えであった。大いに賛同したい。

中澤准教授のお話も興味深いのだが、学校部活とその周辺で指導に携わっている方々が部活動ガイドラインをどうとらえておられるのか、少子化とスポーツニーズの多様化の同時進行していく中で学校部活動・スポ少・総合型地域スポクラ・民間スポーツクラブがどういう連携と役割分担を模索すべきだとお考えでいるのか、など、中澤准教授に引き出していただきたいところだ。

ということで、当日はフォーラムに参加させていただくだけでなく、いろいろお手伝いさせていただくことになりそうである。はてさて、何処に座ることになるのやら…

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2019年4月 3日 (水)

部活動学会で研究発表

去る3月24日(日)、日本部活動学会に参加し、これまで見聞・考察してきた地方公立中高の部活事情を発表する機会をいただきました。備忘を兼ねて発表要旨をブログでも紹介します。
ご要望いただければ、スライドデータを持参して、説明にうかがいます。


タイトル「部活動のあるべき姿とガイドライン」

 副題:全員加入制と地域連携の実態

キーワード:全員加入制 父母会練習 スポーツ少年団 地域連携 地域移行

1. 部活動強制全員加入制の実態

・平成29年全国調査3割の公立中学が未だに全員強制加入を続けている
・岩手県だけでなく青森・山形・福島・新潟・埼玉・山梨・鳥取などの各県は10 割弱
・宮城県は仙台市を除く市町村全て、全国的にも近隣市町村が軒並みという地域も
 魔の東海全員加入トライアングル(愛知・三河地域+知多半島、静岡・西部、岐阜・東濃)のほか
 愛媛・南予地域など

・愛知県一宮市、岐阜県下呂市、京都府亀岡市、和歌山県田辺市など
 同一市町村内全校で強制全員加入制という事例も見られる
・岩手県の市町村立中高・県立高校・県立高校附属中は全校で生徒会則に全員加入規程が
 盛り込まれていることを論拠に
生徒全員に部活加入を強い続けている
  昭和44年改定以前の学習指導要領では「全校生徒が参加できることが望ましいが
  生徒の自主的参加によりそのような状態となるよう適切な指導」を求めている

  …生徒会則に全員加入規程を盛り込ませられており
   全員加入が生徒の自主的自発的総意であるかのように仕立てたものと推量

2. 岩手で広がる父母会練習などの弊害

・中学全校の各運動部と吹奏楽部に父母会練習・中学生スポ少が連動している岩手県
 結果として旧ガイドラインを有名無実化していた状態
・延長練習だけでなく夜間練習も練習試合や大会参加で葬り去られる休養日
・事例は少ないものの父母会延長練習に引き続いて同競技種目の社会人チームが学校施設を借り受け
 中学生がそのまま参加するケースも
・部活強制+ 父母会・スポ少半強制求められてしまう親の実働負担
 練習の立会、練習試合の相互接待、遠征時の現地集合現地解散
 …実働負担が厳しい保護者も保護者間トラブルに

3. 部活動ガイドラインの実施状況

スポーツ庁
① 平日2 時間・休日3 時間
② 土日どちらかと平日1 日は休養日
岩手県版
①部活動を補完する活動( 部活動父母会主催練習や部活動表裏一体の中学生スポ少)
 も含めた時間制限・休養日拡大

②校外のスポーツ・文化活動に取り組む生徒に配慮する取組を推進

練習時間の抑制&休養日拡大に父母会練習や中学生スポ少を含め、
ニーズの多様化や生徒の少子化にもある程度応えたが…

・校外でスポーツ・文化活動をしている生徒への配慮具体的にどうするのか
・多様な活動を維持するための合同部活動
  今までの「大会参加のための合同チーム」だけでは効果は限定的
・市町村版ガイドラインの策定、保護者等への周知は遅れている
  円滑に実施できるのか、保護者や外部指導者との混乱を招かないか、危惧されるところである

4.提言1;全員加入制を撤廃し組成単位の複数校合同化を

・リトルシニアやボーイズ・クラブサッカー・ラグビー・硬式テニスなどを
 志向する中学生が岩手県でも顕在化している
・小学生までに各種武道やフェンシング・競技スキー・ゴルフ・ダンスなどと出会い
 期待される少年少女たちも実在

中学の部活で中断・断念させてはいないか

・全国的に部活が強制か任意かに関わらず校外のスポーツ活動に参加している生徒が
 陸上部に入部している事例も多いが、地方
、特に小規模校では陸上部常設校は少ない
・校外活動部・社会体育部・総合運動部などと称し校外の活動に専念したい生徒に
 籍を置かせるためだけの部の設置校も散見される

・近年、東北で相次いだ電車飛込自殺
 青森市の葛西りまさん、岩手・矢巾町の村松亮君、山形県天童市の女生徒…
 報道等によれば、いずれも部活が起因で有ったり部活で助長されたイジメが原因
 全員加入制のために消極的選択で入部していたのではないか

・多様な発達特性や相対的貧困など事情を抱えた生徒や家庭への配慮も必要
 発達性協調運動障害(DCD)の生徒にスポーツ・楽器演奏・絵画・彫塑・工芸などを強いて
 絶望感・劣等感を助長しないか

・①部活動指導員制度化パブリックコメントの文科省見解「自主的自発的に参加するもの」
 ②運動部ガイドラインFAQ「参加を強いることがないよう、留意しなければならない」
 ③岩手県教委の県議会答弁「全員加入の在り方についても見直しを促す」
 ④文化部ガイドラインは本文に望ましい部活動の在り方として
  「参加を強いることがないよう、留意しなければならない」

 岩手県版ガイドラインの「校外のスポーツ・文化活動に取り組む生徒に配慮する取組の推進」は
 校外活動部による特例的な免除ではなく全員加入制撤廃で実現を

・少子化の進行で各学校が多様な部活を維持するのは困難になってきており
 全員加入制を撤廃されたら尚更の懸念も…
多様な選択肢を維持する枠組みが必要
  一般的な競技種目・文化活動の部活は組成単位を複数校合同化して維持し
  小規模校の生徒にも多様な選択肢を

   先行事例: 神戸市の拠点校方式
  地域部活で少ないニーズでも拾い上げる工夫を
   静岡・磐田市: 陸上・ラグビー
   静岡・掛川市: 合唱+声楽+演劇

5.提言2;岩手県は地域連携ではなく地域移行を

・運動部ガイドラインで将来的な地域連携だけでなく地域移行も打ち出されている
 鈴木大地スポーツ庁長官「できるところから実施させたい」と表明
・できるところ…担い手が定着している自治体なのでは
 岩手県内中学校のほとんどの運動部と一部吹奏楽部で父母会練習が行われ、
 スポーツ少年団登録している父母会も多く、部活動を主導している側面も有る
 → 有償委託の担い手にふさわしい!
・父母会やスポ少の組織を活用した有償委託制度を文科省・スポーツ庁・文化庁と設計協議に入ってほしい


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