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2020年1月26日 (日)

任意入部化は新入生だけ?盛岡広域圏…

先日、あるフォロワーさんがお子さんが中学校で聞いてきたということで

来年の新入生から任意化するらしいです
盛岡含む周辺地域?が一斉にそうなるという話です
在校生は現行のままらしいですが

とツイートしていた

「盛岡含む周辺地域」ということであれば、盛岡教育事務所が管内の市町教委とすり合わせた決定事項なのだろうか…

部活動ガイドラインの岩手県版にあたる「岩手県における部活動の在り方に関する方針」が令和元年8月に改定されて「参加を義務づけたり活動を強制したりしないこと」が盛り込まれたことへの対応であろうが、現1~2年生が退部して未加入になるのを容認せず令和2年度以降の新入生の入部から任意化することとされたのはナゼなのだろう。

考えられるのは具体的な対処は任意入部化は在校生を対象外とし次年度新入生から対象とすることが…
①岩手県方針改定の検討会議の席上で申し合わされていた?(ちなみに検討会議は非公開かつ議事録非公表とされている)
②同会議で具体的な議論は無かったが岩手県教委がもともとそういう腹づもりだった?
③あるいは検討会議が終わってから市町村教育長会・中体連・中学校長会・高体連・高野連・高校長会などが県教委にねじ込んだ?
④盛岡教育事務所の独自判断でそのように各市町教委へレクチャーした?
⑤盛岡広域圏各市町の教育長、中学校長会長、中体連会長が教育事務所に飲ませた?
これらのいずれかだろうがせめて④か⑤のいずれかであって欲しいし、各学校にあっては在校生の中途退部未加入を容認して欲しい。

ツィート主さんのお子さんもある音楽活動をされていて、あまり影響を受けないであろう部活を選んで入部されており、今すぐにでも部活をやめたいはずである。このブログなどで何度も述べてきたが岩手県でもボーイズやリトルシニアの硬式野球、女子野球、クラブサッカー、ユースバレー、ユースバスケ、ユースフットサル、アイスホッケーなどのチームに所属していたり、各種武道やフェンシング、競技スキー、スノボ、ボルダリングなどの競技活動に取り組んでいたり、ダンス、チアリーディングなどの団体に所属している中高生が少なからずいる。音楽系高校・大学への進学に備えた音楽レッスンを受けている中高生もいる。本人が部活動もやりたくて学校の部活に入部して活動しているのなら構わないことだが、言わずと知れた部活動全員加入の岩手県なので、やりたくないのに入部して両立を迫られている中高生が大半だろう。先行して任意入部化している学校、校外活動部という彼らにだけ入部を認める部が設置されている学校も有るが極僅かであるし、校外活動部と言ってもスーパーキッズに認定されている生徒のみという極めて限定的な対応な学校さえ有り、逆に音楽レッスン受講者まで対象にしているのは1校だけでもある。また、こういった活動をする生徒は総合文化部や美術部にでも入部していれば、学校は配慮してくれるんじゃないかと思われる方もいるだろうが、総合文化部とは言っても他の運動部同様に平日だけでなく土曜や夏冬春休みにまで全員で活動するようになっていて美術系コンクールの作品作製マシーンになることを強いられるところもある(ちなみに一関市のJunior High School HG…)。また、総合文化部が有る学校に入学して女子野球と両立しようと総合文化部を希望したのに身体的事情が無いなら運動部に入部しろと学校から強いられた生徒もいる(これも一関市内某中)。そもそも改訂前から県方針でうたわれていた「校外のスポーツ文化活動に取り組む生徒に配慮する取組の推進」が全くと言って良いほど実装されていなかったのが岩手県内各中高の実態なのである。ちなみに県内全般に学校方針では割愛されたところが多かったもののほとんどの市町村方針では県方針どうりに盛り込まれていたのであるが一関市に至っては市方針でさえ割愛されていたものであり同市教委教育長殿のスタンスが覗える。学校外で様々な活動をしている生徒たちの多くは今般の県方針改定によって自分自身も部活動から解放されることを期待していると思う。彼らの期待に応えることこそがアスリート&アーティスト育成輩出への積極策であろうことは言うまでも無かろう。

こういった学校外のスポーツや文化活動に参加している生徒に限らず、不本意な競技や文化活動の部に入部していたり、そもそも部活動参加が困難な家庭や身体の事情下であったり、部や学級での人間関係でつまずいていたりしている生徒も少なからずいるだろうと思う。休養日の拡大や練習時間の抑制が始まって1年近くたつが、毎週のように遠征が繰り返されたり、父母会や外部指導者が勝手に学校外の施設で部員を集めて練習をする闇部活スポクラが横行するなど、実態はほとんど変わっていないうえ、かえって家庭の実働的負担が増してしまった懸念さえ有る。不登校になった生徒が激増しているとも聞いているが、無関係ではあるまい。この部分についても善処していただきたいところだが、これまでの経緯・実態を考え合わせると一朝一夕にはなるまい。尚のこと望まない生徒たちを部活動から解放していただく「在校生の中途退部容認」が必要なステージなのではないか。

県方針改定で盛り込まれた「参加を義務づけたり活動を強制することの無いよう留意すること」は文化部ガイドラインを策定される際に運動部ガイドラインに足し加えられた文言だが、スポーツ庁ホームページに掲載されている運動部ガイドラインFAQのなかでQ「生徒は必ず入部しなければならないのか」A「入部を強制することの無いよう留意しなければならない」と説明したことが先行しており、歩調を合わせたもので有ることは明々白々であろう。「入部」するのは新入生だけなのだから既に入部している在校生は関係無いという解釈が成り立つとしても、あまりにも世知辛いし運用としてもあり得ないと思うのは私だけでは無いだろう。

盛岡広域圏以外の地域で教育事務所の指導や各市町村教委・各中学高校での検討がどれほど進んでいるのか分からないが、県教委・各教育事務所の担当者さんたち、各市町村教育長さんたち、校長会や中体連・高体連・高野連幹部を含めた校長先生たち、是非とも在校生を含めた対処で新年度を迎えるよう、切に願います!

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2020年1月10日 (金)

岩手県議会で県版部活動ガイドライン改定が取り上げられていた!今度こそ全員加入制は撤廃

岩手県版部活動ガイドラインが昨年8月に改定されていて
謎めいた文言「参加を義務づけず活動を強制しない」が盛り込まれている

岩手県における部活動の在り方に関する方針(改訂版)

この新旧対照表2ページの後半で

「〇 なお、特に次の点を踏まえ、適切な部活動体制を推進していくものである。」

として3点を上げ、その筆頭が

・ 部活動は、生徒の自主的・自発的な参加により行われるものであり、
 参加を義務付けたり、活動を強制したりしないよう、留意すること。

なのである。

このガイドライン改定について岩手県議会でも質疑があり、担当部課の答弁はまどろっこしいのだが、いずれにしても入部の強制はさせなくなるということだ。会議録が未掲載で配信動画であるが下記リンクで御覧いただきたい。1時間38分30秒過ぎのところからが当該の質疑である、メインは佐々木努県議だが引き続く千葉じゅんこ県議、斉藤信県議の関連質問までお聞きいただきたい。

令和元年9月定例会11月1日決算特別委員会(教育委員会)

運動部ガイドラインFAQでは

Q8 部活動は生徒全員が参加しないといけないのですか。
 中学校、高等学校の学習指導要領の総則においては、部活動は、「生徒の自主的、自発的な参加により行われる」とあるように、同好の生徒の自主的・自発的な参加により行われるものです。
 こうした学習指導要領の趣旨を踏まえ、各学校においては、生徒の自主性を尊重し、部活動への参加を強いることがないよう、留意しなければなりません。

と述べられており、明らかに「生徒に部活入部を強いるべからず」なのだ。

そして文化部ガイドラインでは「望ましい部活動の在り方」という章立てをして、その中で

・ 生徒の自主的、自発的な参加により行われ、学校教育の一環として教育課程との関連を図り、合理的でかつ効率的・効果的に取り組むこととし、各学校においては、生徒の自主性・自発性を尊重し、部活動への参加を義務づけたり、活動を強制したりすることがないよう、留意すること。

と述べられ、表現は紛らわしいが、先行して制定された運動部ガイドラインを同FAQで補完され、それらと文化部活動の特異性を網羅して文化部ガイドラインが制定された経緯を考え合わせれば同趣旨として受け止めるべきものだ。

文化部ガイドラインの文言をそのまま岩手県版ガイドラインが改定で盛り込んだのだから県内市町村・中学・高校とも同様の改定をしつつ、令和2年度新入生が入部しない選択を許容だけでなく現1~2年生が退部して未加入になることも容認していただきたい。市町村ホームページをいくつか閲覧してみたところ、宮古市が年末12月20日に県版ガイドラインと同様の改定をしていた。市内の中学校にどれほど落とし込まれているのか分からないが、実効有る運用であってほしい。というのも昨年から運用されている元々の岩手県版ガイドラインに盛り込まれていた「学校外のスポーツ活動や文化的活動に取り組む生徒に配慮した取組を推進する」をほとんどの市町村で同様としていたにもかかわらず、具体的に対処した学校はごく僅かに過ぎなかったし、宮古市に至っては皆無であった、宮古市には中学生硬式野球チーム岩手東ボーイズも有るというのに。

岩手県で任意加入化した中学校と校外活動部が有る中学校

「参加を義務づけず活動を強制しない」はよりハードルが高いもので有ることは察して余りあるが、昨年の轍を踏むことが無いようにお願いしたい。ところで昨年の「学校外のスポーツ活動や文化的活動に取り組む生徒配慮した取組を推進する」を実現不可能・時期尚早だとして割愛するなど市版ガイドラインをあまりにも簡便にした一関市はまたもや実現不可能・時期尚早だとして「部活動への参加を義務づけたり、活動を強制することがないよう、留意すること」を割愛されるのだろうか。このまま生徒数も維持できる部数も先細りしていくなかで限られた種目の部活に生徒全員を縛り付けて中総体を経験させるのは既に限界だと思う。合同チームがここまでアタリマエのことになっていることだし、希望しない生徒にまで部活動を強制することはやめてもらいたい。そしていずれは部活動組成そのものの複数校合同化に転換して入学した学区の学校に今まで希望する競技や文化活動の部が無くても入部して活動できるようになさってはいかがか。給特法改正での衆参両院付帯決議や年末のスポーツ庁長官声明などにも合致していくもののはずだ。

ボーイズやリトルシニア、女子硬式野球、サッカー、アイスホッケー、フェンシングなどのクラブチーム関係の皆さん、武道教室やスイミングスクールの皆さんは岩手県版ガイドラインが改定されたことで各市町村・各学校が中高生を部活動で縛らなくなると期待されていることは間違いないし、奥州市水沢南中学校が音楽レッスン受講者まで対象にした校外活動部を立ちあげた先例があるので小中学生をレッスンしている教室も全県的に広がって欲しいと期待されているだろう。我が家の高校1年生が在校する高等学校でも入学時もそれ以後も生徒や保護者にガイドラインの説明は一切無いままに新入生全員に部活入部を強いてきたし、学校ホームページの部活動ページは長らく「工事中」で閲覧することすらできないでいる。実効面も含めて昨年の積み残しが多い市町村・学校が多かろうと思うが、「参加を義務づけず活動を強制しない」で実効有る対処=「全員加入制撤廃」によって精算できるものだ。また、学校への行きづらさを抱えた生徒が感じる学校のハードルを下げる効果も期待できるはずだ。中学生の不登校が激増しており解決のためにできることはなんでもやって欲しいが、学校側が取りうる対処としては容易いものではないかとも思う。県内市町村の教育長先生方、中学・高校の校長先生方、前向きに対応していただきたい、特に不登校で頭を抱えておられている一関市教育委員会小菅教育長先生!

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