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2020年6月26日 (金)

部活動は任意加入制にするべし!岩手県「中学生スポーツ・文化活動に係る研究」に向けたアンケート結果に寄せて…

5月に開催された岩手県総合教育会議の資料や会議録が岩手県ホームページに掲載された。

そのなかで「中学生スポーツ・文化活動に係る研究」に向けたアンケート調査の結果が報告されている。

まず、中学生たちの入部の実態について。入部していない生徒が1パーセント程度いることがわかる。今年度の新入生から入部を強制しなくなった中学が少なからずあるとはいえ調査されたのは年末年始であり、ほぼほぼ全部の中学校が生徒全員に入部を強制していて若干の中学でクラブチームなどの校外スポーツ活動団体所属を条件として入部を免除していたのだ。入部したくないのに入部させられている中学生が相当数いることは想像に難くない。また、学校によってはサッカーのクラブチームやボーイズ・リトルシニアなどの硬式野球団体などに所属している生徒たちだけが籍を置くためだけの部:校外活動部を設置しており、統計上、彼らもまた学校の部活にも入部していることになっている。なお、今年度の新入生にも入部を強いた中学・高校が大半な模様だということは申し添えさせていただく。

校外活動に所属している生徒の割合、なんと35%(スポーツ25%+文化活動10%、両方やっている生徒もわずかだがいる…)にも上る。部活動休養日に〇〇中〇〇部とは名乗らずに公共施設を借り受けて部員たちを招集し事実上部活をさせる闇部活のことを生徒たちにも校外活動団体だと言い張らせている裏返しかもしれないし、もともと独立したスポーツ団体なのに中学の当該競技部と表裏一体となっていて部員全員がそのスポーツ団体にも所属しているケースも有るので、額面どおりには受け止められまい。大規模校より小規模校の方が校外活動参加者が多いということや小規模校では生徒が校外のスポーツ活動もしていると回答していても活動していないと回答した親が多いというのもはそういった要素によるものではないか。彼らを割り引いて純粋な校外活動団体に所属等しているのは10%程度ではないかと推量するが、実態はどうなのだろう。

週末の休養日が無いと回答している生徒や保護者が15%いることは大問題だろう。上述したとおり、部活としては休養日でも闇部活行為が横行していて実態上は部活をしているのである。経緯がわからない1年生親子には「土日両日とも部活だ。休みなんか無い。」としか理解されていないのではないか。闇部活をやめるか、部員全員退部させて校外団体化してはいかがか。全員加入制の撤廃とセットだが。

部活動は希望者だけ入部させるか全員に強制するかも問われている。生徒・教員・保護者で差異が有るものの、希望者のみが55~65%、全員強制が20~30%、どちらでも良いが2割前後である。昨年、岩手県における部活動の在り方に関する方針が改定され「部活動は参加を義務付けたり活動を強制することのないよう留意すること」と盛り込まれて全員加入制の撤廃を県内全市町村・全中学高校に求めたのであるが、頑なに全員加入制を維持しようとお考えな市町村教育長先生や校長会長先生、県中体連の理事長先生の抵抗で実装されていない市町村・中学・高校が大半なままだ。希望する生徒だけが部活に入部する任意加入制に転換することに大きな抵抗は受けないのではありませんか、そして抵抗しているのはあなた方なのではありませんか、一関市教委小菅教育長先生!岩手県中体連二階堂理事長先生!

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2020年6月25日 (木)

県教育庁がどんな施策に取り組んでも学校現場に発奮を促す文書を出しても『はいはい、また来ているよ』と右から左に受け流されて…

記事の内容、妹尾氏のコメントはそのとおりなんだけど、気になったのは県教育長の「校長にもそういう人がいたと思います。」という言葉。岩手県で部活動の在り方に関する方針が変わって全員加入制の撤廃を求めても、そしてそのことを県議会で佐々木努県議や斉藤信県議が清川課長と舌戦を繰り広げても、全てでは無いとはいえ大半の中学・高校では今年の新入生にも部活動入部を強いたままである。「はいはい、また来てるよ」でやり過ごすことを市町村の教育長や中学校長会長、中体連会長、ブロックの高校長会長、高体連会長などが各学校に公然と求めているのではないかと思えるほどである。

 

 沖縄、全国学力テスト「最下位脱出」の光と影

 

各学校に可能な限り多くの部を可能な限り維持していくために生徒全員に入部を強いざる得ないとか、生徒全員が部活動に入部していることが誇らしいとか、学校外の団体に所属して高いレベルのスポーツをするのならともかく何もやらないことは許せないとか、市町村教育長先生たちの強い御信念によるものかもしれないが、昭和44年以降の学習指導要領(市町村教育長は小中学校長OBが大半だろうけど、それ以前から教壇に立たれていた教育長はもうおられないはず…)や部活動ガイドラインなどの諸指針(文化部ガイドラインの「参加を義務付けたり活動を強制しないように留意すること」は運動部ガイドラインFAQのQ8「部活動は生徒全員が参加しないといけないのですか。」に対するA8「部活動への参加を強いることがないよう留意しなければなりません」を肉付けしたものであり、もともと生徒全員に入部を強制することはまかり成らないものだったということなのだ)、そして全員加入制の中学校が3割まで減っている全国調査結果という現実を受け入れるべきだと思う。

タダでさえ多忙な学校現場に文科省や県教委の指示を全てヤレというのはビルド&ビルドで心苦しいが、部活動の全員加入制を撤廃して生徒に学校のいずれかの部に入部を強制するのをやめることは数少ないスクラップ要素ではないのか?とっとと、撤廃して欲しい。

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2020年6月21日 (日)

部活目的の転居を誘発するに違いない一関市教委のトリガー書面

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こういう書面が一関市内の各小学校で6年生の家庭に配付されたという。子ども一人だけの転居を届け出て実際には居住せずに、越境通学をして希望する活動の部に入部する行為があまりにも横行していて、小規模校化に拍車を掛けている実態を看過できなくなったのだろう。文句を言わずにおとなしく生まれ育った学区の中学に入学して、不本意な競技や文化活動であろうと部活やれ!とでも言いたいのだろうか?今さら…

部活を回避したい生徒や保護者もいるだろう。多様な文化部が有ることを情報入手あるいは期待して街場の比較的生徒数の多い学区へ転居(虚偽を含めて)させてきた家庭もあったことと思う。

こんなことはほとんどの市民は知っていて、好ましいことでは無いのだからとこの手段を取らずにお子さんに我慢させた家庭も有っただろうが、この書面を見て「あー、ヤッパリみんなやってるんだ」と思ったに違いない、保護者だけでなくお子さんたちが。「〇〇部が有る✕✕中に行きたい」、「リトルシニアやボーイズに所属したら部活が免除される△△中に行きたい」…そんな子どもたちの思いを押し止めきれるだろうか。逆にこの書面を見て思いを強めたお子さん、保護者さんが多いのではないか。先生方や市職員さんたちにも我が子に虚偽事由越境通学をさせたり、自分自身がそうしてきたりした、身に覚えがある人がいるんじゃないか?どうなんですか、小菅教育長先生!

書面の後段に「住所変更の理由が希望する部活動加入を目的としたものであっても、基本的にそこに住み、実際の居住地が住所と一致していれば問題となるものではありません。」とまである。そうなのか、ホントに引っ越せば良いのか!って、みんな思ったんじゃないか、これ読んだ6年生諸君も保護者さんも先生方も。部活動のためにホントに引っ越してしまうお子さんやご家庭が続出するかもしれない。いずれにしても、生まれ育った学区から希望する部活動そのものや部活動を実質的に回避することを目的に、虚偽であれ実態であれ転居する小学六年生とその家庭を誘発するトリガーになってしまうと思う、この書面は。

地区中総体の代替大会が実施されているが、合同チームが少なくない。一関市教委の小菅教育長先生は合同チームで大会に参加することがスポーツ庁が制定した運動部ガイドラインや文化庁が制定した文化部ガイドラインで提唱されている合同部活動だとおっしゃっているようだが、求められているのは部の組成単位を学校ごとでなく複数校合同にするとか、自校に無い部活を希望するなら近隣校の部に入部できるようにするとかだ。そのようにして大概の部活を選択できるようにすることのほうが、部活目的の虚偽を含めた転居を抑制する方策にもなると思う。

ちなみに、岩手県の部活動の在り方に関する方針には
①校外のスポーツ・文化活動に取り組む生徒に配慮する取組の推進(一昨年の県方針制定時から存在)
②参加を義務付けず活動を強制しないよう留意すること(昨年の県方針改定時に追加)
と有るのに一関市や市立各中学校の同方針はこれらが割愛されたままになっている、ていうか、県方針が改定されたのに一昨年の年末に作ったA4ペーバーのまんまでしょ!市の方針。

部活目的転居を誘発するトリガー書面を配付するより、これらを具備してナゼだか各校生徒会則に有る全員入部規程を撤廃させる方が先ではないか。地区中総体の代替大会が終わったところだ。方針を転換するには好機だろう、3年生が引退して単独で大会に出られなくなる部が激増することだし。本来的な合同部活動はその先にあるものと思う。いかがだろうか?一関市教委小菅教育長先生!

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2020年6月10日 (水)

高校全校部活動方針改定済は事実ではない!一関二高だけか、それとも…

ちょうど3ヶ月前、3月10日の岩手県議会でこんな質疑が有ったことを当日のうちにブログ記事にしている。

岩手県の高校全校でガイドライン改定完了しているんだって?ホントかねぇ… そして、中学校はどうなってんのサ!

岩手県版部活動ガイドラインである「部活動の在り方に関する方針」が昨年8月に改定されていて、県立学校と各市町村教委には直接、市町村立中学・高校には市町村教委を通じて、同様に改定することを求めており、この3月10日の時点で全33市町村のうち16市町村と高等学校全校で改定を済ませていると県教委は答弁していたのだった。ということは、少なくとも高校は新年度から部活動全員加入制は撤廃されるのだろうかと半分期待しつつもアテにならないなぁとも感じていた。そして…

愚息が通学している一関二高でコロナ渦の中、PTA総会が書面総会となり、議案を承認するかどうかだけでなく議案についての質問や意見を募られた。部活動の遠征費用等をPTAの特別会計的なもので支弁している高校が多いことと思われるが一関二校でも同様で、その予算案も提案されていたから「学校における部活動の在り方に関する方針を生徒と保護者に示して入部の強制を撤廃し全学年とも中途退部して未入部になることを許容されたい」と意見を提出していたところ、先週、審議結果と合わせて個々の質問・意見に対する回答が配布された。私の意見への回答は「部活動にかかる活動の方針では昨年度まで全員加入が望ましいとなっておりました。現在、任意加入を含め検討中であります。もう少しお時間をいただきたいと思います。」というもの。つっこみどころ満載の回答である。
まず、3月10日の県議会で県教委の清川保健体育課長が答弁した「高校は全校で部活動の在り方に関する方針の改定を終えている」は謝りだったということになる。県教委が各教育事務所を通して全高校の状況を調査していたのだろうから、虚偽報告をしていたのは一関二高なのか県南教育事務所なのか。
また、もともとの「部活動に係る活動の方針」なるものは生徒にも保護者にも学校ホームページでも公開されていない。方針で謳われている「全員加入することが望ましい」という文言が昨年の新入生や保護者へ「強制ではないが強く推奨します」ぐらいならともかく「いずれかの部に入部しなければならない」と説明されたのもおかしい。今年の新入生及び保護者にも同様の説明であったらしい。
そもそも「各学校における部活動の在り方に関する方針を策定して生徒と保護者に示せ」と一昨年に指示されたのに一関二高では名称が「部活動にかかる活動の方針」というのは、そういう方針が従前から有って一昨年制定の県方針にあわせて修正したが昨年の県方針改定には対処していなかったというならマシだとしても、制定当時の県方針にすら従わずにいたから未公開だったのではないか?
それに「全員加入が望ましい」なんて文言が有ったのは昭和44年以前の学習指導要領だ。しかもそれでさえ、生徒が全員加入することが望ましいが個々の生徒が自主的自発的に入部することによってそのような常態になるよう働きかけましょうみたいな書きぶりであったはずだ。(岩手県のほとんどの中学高校で生徒会則に全員入部規程が盛り込ませられているのは「生徒会則なら生徒の自主的自発的総意で強制入部にできるだろう」と悪知恵を働かせた先人がおられ、中学校長会・高校校長会・中体連・高体連・高野連・岩教組・高教組が各学校に落とし込んだのだろうと私は睨んでいる。当時の県教委も非公式に賛同してたのではないかと思う。県教委は記録も記憶も無いそうだが…)まさか「全員加入が望ましい」という文言が温存されたままの「部活動に係る活動の方針」なるものは半世紀も前から手つかずのままで、今回のPTA書面総会で変な意見が出されたものだから、書棚の奥から引っ張り出してきたんじゃないでしょうねぇ。
こういう状況って一関二高だけなんだろうか?有る知人の話だと岩谷堂高校3年のお姉さんは中途退部させてもらえたというし水沢高校1年生の弟クンのほうは部活入部を求められなかったという。県方針改定に追随している学校も有るのだろうけど、高校は全校で部活動の在り方に関する方針を改定し終えているという県教委の見解は実態とは乖離していると想定すべきだろう。県教委や教育事務所から照会を受けた時点でまだ何もやっていなくても新年度までには対処できるだろうからと「改定しました」と回答しておいたがコロナの対応で手つかずのまま新年度を迎えてしまったような高校もお有りなのではないか。だから、これまでのことはもう良い、もしも一関二高のように改定していなかったりもともとの方針を作っていなかったりするなら、県方針をコピペして学校ホームページに掲載し、中途で退部したい生徒を容認してほしい。高校だけではなく、市町村や中学校も同様である。改定しておきながら「参加を義務付けたり活動を強制しないよう留意する」を割愛した市町村や学校が少なからず有り、当然のように全員加入制を継続している学校が大半な実状でもあるらしい。中総体・高総体の代替大会や何らかのイベントがあるようだが、それを終えてからでもよい。早期なタイミングで実現していただけることを願う。

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