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2020年6月10日 (水)

高校全校部活動方針改定済は事実ではない!一関二高だけか、それとも…

ちょうど3ヶ月前、3月10日の岩手県議会でこんな質疑が有ったことを当日のうちにブログ記事にしている。

岩手県の高校全校でガイドライン改定完了しているんだって?ホントかねぇ… そして、中学校はどうなってんのサ!

岩手県版部活動ガイドラインである「部活動の在り方に関する方針」が昨年8月に改定されていて、県立学校と各市町村教委には直接、市町村立中学・高校には市町村教委を通じて、同様に改定することを求めており、この3月10日の時点で全33市町村のうち16市町村と高等学校全校で改定を済ませていると県教委は答弁していたのだった。ということは、少なくとも高校は新年度から部活動全員加入制は撤廃されるのだろうかと半分期待しつつもアテにならないなぁとも感じていた。そして…

愚息が通学している一関二高でコロナ渦の中、PTA総会が書面総会となり、議案を承認するかどうかだけでなく議案についての質問や意見を募られた。部活動の遠征費用等をPTAの特別会計的なもので支弁している高校が多いことと思われるが一関二校でも同様で、その予算案も提案されていたから「学校における部活動の在り方に関する方針を生徒と保護者に示して入部の強制を撤廃し全学年とも中途退部して未入部になることを許容されたい」と意見を提出していたところ、先週、審議結果と合わせて個々の質問・意見に対する回答が配布された。私の意見への回答は「部活動にかかる活動の方針では昨年度まで全員加入が望ましいとなっておりました。現在、任意加入を含め検討中であります。もう少しお時間をいただきたいと思います。」というもの。つっこみどころ満載の回答である。
まず、3月10日の県議会で県教委の清川保健体育課長が答弁した「高校は全校で部活動の在り方に関する方針の改定を終えている」は謝りだったということになる。県教委が各教育事務所を通して全高校の状況を調査していたのだろうから、虚偽報告をしていたのは一関二高なのか県南教育事務所なのか。
また、もともとの「部活動に係る活動の方針」なるものは生徒にも保護者にも学校ホームページでも公開されていない。方針で謳われている「全員加入することが望ましい」という文言が昨年の新入生や保護者へ「強制ではないが強く推奨します」ぐらいならともかく「いずれかの部に入部しなければならない」と説明されたのもおかしい。今年の新入生及び保護者にも同様の説明であったらしい。
そもそも「各学校における部活動の在り方に関する方針を策定して生徒と保護者に示せ」と一昨年に指示されたのに一関二高では名称が「部活動にかかる活動の方針」というのは、そういう方針が従前から有って一昨年制定の県方針にあわせて修正したが昨年の県方針改定には対処していなかったというならマシだとしても、制定当時の県方針にすら従わずにいたから未公開だったのではないか?
それに「全員加入が望ましい」なんて文言が有ったのは昭和44年以前の学習指導要領だ。しかもそれでさえ、生徒が全員加入することが望ましいが個々の生徒が自主的自発的に入部することによってそのような常態になるよう働きかけましょうみたいな書きぶりであったはずだ。(岩手県のほとんどの中学高校で生徒会則に全員入部規程が盛り込ませられているのは「生徒会則なら生徒の自主的自発的総意で強制入部にできるだろう」と悪知恵を働かせた先人がおられ、中学校長会・高校校長会・中体連・高体連・高野連・岩教組・高教組が各学校に落とし込んだのだろうと私は睨んでいる。当時の県教委も非公式に賛同してたのではないかと思う。県教委は記録も記憶も無いそうだが…)まさか「全員加入が望ましい」という文言が温存されたままの「部活動に係る活動の方針」なるものは半世紀も前から手つかずのままで、今回のPTA書面総会で変な意見が出されたものだから、書棚の奥から引っ張り出してきたんじゃないでしょうねぇ。
こういう状況って一関二高だけなんだろうか?有る知人の話だと岩谷堂高校3年のお姉さんは中途退部させてもらえたというし水沢高校1年生の弟クンのほうは部活入部を求められなかったという。県方針改定に追随している学校も有るのだろうけど、高校は全校で部活動の在り方に関する方針を改定し終えているという県教委の見解は実態とは乖離していると想定すべきだろう。県教委や教育事務所から照会を受けた時点でまだ何もやっていなくても新年度までには対処できるだろうからと「改定しました」と回答しておいたがコロナの対応で手つかずのまま新年度を迎えてしまったような高校もお有りなのではないか。だから、これまでのことはもう良い、もしも一関二高のように改定していなかったりもともとの方針を作っていなかったりするなら、県方針をコピペして学校ホームページに掲載し、中途で退部したい生徒を容認してほしい。高校だけではなく、市町村や中学校も同様である。改定しておきながら「参加を義務付けたり活動を強制しないよう留意する」を割愛した市町村や学校が少なからず有り、当然のように全員加入制を継続している学校が大半な実状でもあるらしい。中総体・高総体の代替大会や何らかのイベントがあるようだが、それを終えてからでもよい。早期なタイミングで実現していただけることを願う。

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