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2020年7月30日 (木)

部活動原則全員加入の「原則」とは何なのか?

コレ、栃木県教委が中学校の部活入部強制を疑問に感じた中学生に対して回答したものなんだけど、なんだかオカシイ…
・部活には教育的意義が有る
 …「中学生は部活をするのがアタリマエ」

・原則全員に入部させている学校でも生徒の状況に応じて入部させないこともあるので強制ではない
 …「学校の主観的判断で免除する場合が有るが全員入部するのがアタリマエ」

・学校や市町村と相談してより良い方法を相談しろ
 …「学校の言うことを聞いて文句を言わずに入部するのがアタリマエ」

学校現場から往復切符で県教委に来ている先生が当該の市町村教委か中学校から頼まれてこういう回答をしたのかもしれないけど、県教委がこういう見解を表に出して大丈夫なのか?少なくとも近年に策定された運動部ガイドラインFAOや文化部ガイドラインで是正指示された「参加を義務付けて活動を強制することはまかりならん!」に抗っているとしか言えないだろう。

「原則」というのは「例外的取り扱いはしている」あるいは「例外的取り扱いをすることもあり得る」ことなのだろうが、「それ以外は従ってもらう」という強い意思表示でもあろう。結局、強制全員加入以外のナニモノでも無い。近年は相対的貧困の顕在化やジュニアアスリートの低年齢化なども有るので、極度な困窮を訴えたり小学生までの間に特異なスポーツで全国的・世界的に活躍した実績があったりすれば「特例的免除」しているのかもしれないが、困窮度や活躍度がそこまでではないケースは門前払いだろうし、やりたくない・やらせたくない志向や事情はそれらばかりでなく広範に認められるべきではないのか?部活動は生徒が自主的自発的に参加するもの(学習指導要領より)であり、前述したとおり参加を義務付けて活動を強制してはならないものであるのだから

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現在、change.orgで、このヤリトリをした栃木県の中学生、そして、昨年に所属校を任意入部化させた宮城県の中学生が、各々の県教委へ全員強制入部制(全員加入制)を県内全中学校から撤廃・排除させようと署名キャンペーンを展開している。

部活動強制を今すぐやめてください。
部活でのコロナ感染防止やいじめや負担に悩んでいる
子供たちと先生方のために中学校での部活動強制反対!!

宮城県の部活動「強制入部制」から「任意加入制」に移行しましょう!

栃木県・宮城県とも全てでは無いが大半の中学校で全員入部(原則を冠しているから強制では無いと言い張られるのだろうが…)であるだけでなく青森・岩手・山形・福島・埼玉・山梨など隣設県・周辺県が事実上の県是でほとんどの中学校が(なかには高校までもが…)全員加入制なままであったりするので、風穴を開けつつ隣県等に圧力をかけることにもつながるはず。是非とも両キャンペーンに協力・賛同いただきたい。

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2020年7月18日 (土)

全員加入制な一関市の中学部活では「やらない自主性」は言い出せまい

7月15日(水)Yahoo!ニュースで配信されたNumberWebの記事をリンクした。

生徒会則に全員入部規程を盛り込ませ生徒全員の自主的自発的総意であるかのような立て付けで部活に参加することを強制してきた岩手県の教育関係者にこそ読んで欲しい。特に岩手県版部活動ガイドラインが改定されたのに一関市版部活動ガイドラインを改定せず「参加を義務付けたり活動を強制したりしない」を盛り込まないでいて全員加入制を頑なに続けさせる小菅教育長先生に…

部活を再開する前に考えたいこと。「やらない自主性」の大切さ。

部活動は生徒の自主的・自発的に参加するものだから関係するキマリゴトを生徒会則に委ねるのは望ましい在り方で、基本的な「ひな形」を示して従わせてきたのは「大人の事情」として甘受するとしても、強制全員入部規程を生徒会則に盛り込ませて岩手県内全ての中学高校に全員加入制を「県是」にしたことは先人たちの過ちだったと認めよ。全国調査で入部を強制している中学校は3割なのに「中学生の部活動加入率が9割だから自地域の中学校が生徒の入部を強制していることはおかしくなく各学校で部活の選択肢をより多く残していくために入部の強制が必要だ」というお考えでは「強制される自主的参加」なままであり、コロナ感染リスクに配慮して「入部していても生徒本人や保護者の意向で活動不参加は可能」だとしていても学校現場には生徒間・保護者間・そして教員から生徒への「同調圧力」が存在し「やらない自主性」は許されまい。

市内の県立高校でも学校版部活動ガイドライン(「部活動に係る活動方針」という呼称にされることが多いようだが)の新規策定やリニューアルが進められており、複数の高校で入部の任意化を盛り込んでいる、実効は来春の新入生からかもしれないが。県内他市町村でも高校・市町村・中学ともに動きは鈍いとは言え少なからず全員加入制撤廃に舵を切ってきている。一関市立各中学校が全員加入制を頑なに維持することは理由付けだけでなく言い訳も効かなくなってきているのではないか。市内の高校全校と県内他市町村が任意入部化に転換しないかぎり市方針は変えず全員加入制は堅持するというのはあまりにもカッコワリィと思うが…

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2020年7月14日 (火)

部活動の方針を制定したのなら校内掲示やサイト掲載だけじゃなく説明してよ、一関二高!

先月、6/10付けのブログ記事で愚息が在校する岩手県立一関第二高校の部活動方針未策定を指摘したが、最近になって学校のホームページを眺めてみたら「部活動に関する活動方針」なるものが追加掲載されていて驚かされた。学校から何のお知らせも無かったことにもだが、生徒たちにも積極的には周知することなく校内掲示しただけ(愚息談)であるというのだ。岩手県内のほとんどの中学高校では部活動全員加入制は県是であるという大誤解のもと数十年来踏襲されてきた学習指導要領違反なのだが、岩手県版部活動ガイドラインである「岩手県における部活動の在り方に関する方針」が昨年8月に改定されて「参加を義務付けたり活動を強制したりしないよう留意すること」が盛り込まれ、全員加入制撤廃を求められていたのである。昨年度中に部活動方針の改定等(本来なら県方針同様に平成30年度中に制定したものが有って令和元年度中に改定するべきものなのだ)を実施して全員加入制を撤廃し、生徒や保護者に説明していれば良かったのに、全てを先送りして今年度の新入生たちにまで入部を強制してしまったのであるから、生徒にも保護者にも具体的運用を説明すべきではないのか?県方針の文言上で求めているのは「制定と公開」だとしても。まるで、退部を申し出る生徒が現れないように、こっそり公開したかのようだ。

一関二高は昨年度から入学定員を6学級から5学級に減らしたため、生徒ばかりでなく先生も激減しているのだ。従来の部活動数を維持し続けるのは困難なのではないか?中学生用の資料などに運動部も文化部もともに13ずつ有るなどと誇らしく述べられているが、運動部はともかく文化部の多くは(吹奏楽部・音楽部・太鼓道場部・演劇部を除けば)積極的な理由で入部している生徒はほとんどいないだろう。自然淘汰を待つだけでなく消極的に在籍している生徒たちには退部を促して休廃部を促進したほうが良いのではないか。来年度はさらに先生方が減らされるのであるし、今年度中に部数を減じて来年度の部顧問配置に余裕を持っておくのが得策でもあるだろう。

いずれにしても、生徒と保護者に何らかの説明が必要ではあるはずだ。新しい決めごとをしたのならこのペーバーの裏に制定した経緯とか当面の運用とかを印刷して、生徒と保護者に配付すべきなのでは?PTA総会(書面総会)でカワリモノの保護者から要求されて急ごしらえしたものなら、なおさら、そうすべきなんじゃね?今年の新入生から任意入部にした中学高校が少なからず有るものの、その多くは在校生の中途退部は許容しない運用だったとも聞いているけど、後出しの一関二高がそれを一年遅れで模倣しちゃイカンでしょう。「任意入部は来年度新入生からだ。在校生は3年引退期まで退部はまかり成らん!」はナシですよ、高橋校長先生!

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2020年7月10日 (金)

一関小はリプレイスではなく桜町中校舎の転用を!

先日、一関市総合教育会議が開かれ、議題では無かったものの勝部一関市長から一関小校舎の建て替えに向けた検討に入りたいとの意向が表明されたという。昭和43年竣工ということだから半世紀ものの校舎であり老朽化・陳腐化が著しいのだろう。5年ほど前にプールをリプレイスしてしまったので本体の校舎は現地リプレイスありきで設計や予算確保だけの検討なのだろうが、あえて異論を述べたい。

桜町中学区を周辺校に分割して桜町中を閉校させ、校舎を長寿命化改修して一関小学校にすることを検討していただきたいのだ。桜町中OBの皆さんからは非難を受けるとは思うが…

一関小・桜町中とで小中一貫学区となっているが、近年の学年の人数は100人前後で推移しており現在は各学年とも3学級だ。ただ、小学校低学年は90人前後で、中学進学時に一関一高附属中や盛岡・仙台等の私立中学に行ったり、部活目的で他学区へ虚偽転居して越境通学(先月、市教委は市内の小学6年生全員に「部活目的の転居でもホントにそこに住んでそこから通学するんならオッゲー!」ってブリントを配ってたけど、ホントに引っ越す子なんかいなし、そんなプリント見せられたら「みんなやってるきたんだからボクもワタシも…」ってなるじゃん!)する生徒もいるので、桜町中に入学するのは80人を下回るかもしれない。35人学級制が拡大されていくとはいえ、近い将来に2学級の学年ばかりになりかねない。一関中も2クラ学年校になりつつあるし、マンモス校になるかと思われていた磐井中も今年度の1年生は4クラスしかない。両校とも空き教室が生じているはずだ。桜町中学区の南東側に隣接する一関東中も含めた4中学校の学区を磐井・一関・一関東の3学区に再編しても各校の教室は余るだろう。舞川中を桜町中に吸収統合する動きが有ることも承知しているが、舞川中に関しては東山・川崎との3校統合のほうが現実的なのではないか。前述の通り一関小は学年3学級、6学年で18学級である。桜町中は学年5~6学級だった年代も有ったろうから、桜町中校舎を一関小学校が使用することは可能だろう。一関小が桜町校舎に移転すると地主町などの児童は山目小を希望する可能性も有り、一関小で2学級学年が生じてくることも早晩あり得るとも思う。

学校の建設費用は国費で賄われる割合が大きいとはいえ、市の負担もゼロでは無いし、将来にわたって維持管理していく費用が必要なものだ。減らせるハコモノは減らすべきだろう。5年前に新しく作ったプールももったいないが、近くに使えるハコモノが有るのにリプレイスするのはもっともったいないことではないか?ユードームに隣接して作ったばかりの市営プールもあり、関小プールを市民開放用に温存するはムダだろうが、プールを残したまま校地を売却することもできよう、私学やスボーツスクールなどでニーズが有ることと思う。売れるものは売ろうではありませんか!

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2020年7月 7日 (火)

岩手県一関市大東地域中学校統合が決定、部活は強制やめて今から合同で!

2クラ学年校の大東中学校と1クラ学年校の大原中学校・興田中学校を統合することを一関市教育委員会で協議され了承されたそうだが、なんで令和6年なんだろう。早くやれば良いのに。

数年前、愛媛県八幡浜市に有った保内中と青石中を統合する際の説明資料が同市のホームページに公開されて物議を醸したことがある。その内容は…

 14 部活動
 (1) 部活動への加入 原則として、生徒全員部活動に加入して活動する。
 (2) 設置部活動(運動部10,文化部2 計12部活動)
    運動部男女共通(3):野球・サッカー・水泳
    運動部男子のみ(3):バレーボール・ソフトテニス・卓球
    運動部女子のみ(4):バレーボール・ソフトテニス・卓球・バスケットボール
    文化部男女共通(2):吹奏楽部・創造部
 (3) 入部方法について
    平成28年度新入生(現小学校6年生)は、上記の設置予定部活動に入部する。
    ただし、4月は仮入部期間として、正式入部は5月2日(入部状況によって変更の可能性あり)を予定している。

 (4) 統合に伴う転部について
    ア 平成28年度新2年生(現1年生)の中で、新規部活動への転部希望がある場合は、
     本人・保護者・学校が確認を行い、できるだけ今年度中に転部するかどうかを決定する。
     (保内中:水泳部 青石中:サッカー部、女子ソフトテニス部、男子バレーボール部、女子バスケットボール部)
    イ 平成28年度新3年生(現2年生)については、原則として転部は認めない。

最も非難を浴びたのは「生徒全員部活動に加入して活動する」である。愛媛県は岩手県や埼玉県のように県内全域の中学校が部活動全員加入制を取っているわけではないが、南予地域という八幡浜市を含めた広域市町村圏域だけは部活動全員加入制が一般的で、旧保内中・旧青石中とも部活動全員加入制であったから、統合後の新設中学校でも何の疑いもなく同様にしようとしていたらしい。結局、統合後の保内中でも部活動全員加入制は踏襲され、現在でも生徒全員がいずれかの部に入部させられている模様だ。

統合後の転部についても2年生には許容するが3年生には転部を許さず、各々の旧中学校で所属していた部を継続させるというもの。統合して部活の選択肢が増えるのだから望まない部活にやむをえず入部していたのなら3年生であろうが転部させてあげたいものである。

さて、大東地域の統合中学校だが、この八幡浜市の轍を踏んで欲しくないところだ。岩手県では部活動全員加入制は事実上、数十年来の「県是」であったが、スポーツ庁が制定した運動部ガイドラインを受けて制定した「岩手県における部活動の在り方に関する方針」では「校外のスポーツ文化活動に取り組む生徒に配慮する取組の推進」が盛り込まれて当該生徒に部活入部を強いないよう求め、文化庁の文化部ガイドライン制定を受けた同方針の改定では「参加を義務付けたり活動を強制しないよう留意すること」を追記して全員加入制の撤廃を求めたのであるから、「多様な部活の選択肢を維持するために、先生方が全員顧問をするために、生徒の入部を強制すべきだ」という小菅教育長先生のトンデモ持論はそろそろ引っ込めていただいて一関市も練習時間抑制&休養日拡大だけの市方針から脱却し全員加入制撤廃に舵を切るべきだろう。ちょうど、地区中総体(心の絆交流大会なる恩着せがましい名前の付いた代替大会だが…)が終わって、1・2年生チームが発足したところだろう。ほとんどの運動部は合同チームを組まないと新人戦に出場できないと思う、全員加入制で望まない競技の部でも仕方なく入部している生徒もいるのに。この機に統合予定の3校とも全員加入制を撤廃しつつ3校で合同部活動化して自校に無い部でも他校に有るなら転部することを許容されてはいかがか。今からこうしておけば、統合する年度当初に転部する生徒がいて混乱するようなことはなかろうし、統合時に維持される部活数をあらかじめ見通しておくことにもなる。

今年はコロナウィルスの流行で合唱連盟もNHKも合唱コンクールを中止したが、3校合同で特設ではなく通年合唱部の発足を試みても欲しい。岩手県だけかもしれないが両コンクール出場校の多くが運動部を引退した3年生中心の特設合唱部を占めてしまうのは嘆かわしい。この実態を運動部だけでなく文化面でも活躍させたと誇らしく語る校長先生方が多いのには閉口している。通年練習している常設音楽部の学校との実力差は歴然なのだ。勝ち負けにこだわるつもりはないが、やるんだったら勝負になるレベルで有って欲しい。常設部ができないなら特設部は要らない。3年生諸君には思い出作りにしかならない両コンクールに参加させることなく高校受験にギアチェンジさせて欲しいものである。

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