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2023年3月 1日 (水)

中学校で新入生に部活を強いるな!岩手県だけでなく、東北だけでなく…

子供が今春中学入学。中学校の説明文書に部活は原則入部すること。部活は運動部しかない。どういう事なのか。理解不能。

これは、2月初旬、岩手県北部の某自治体にお住まいの方がツィッターで発した呟きである。

拙プログでも何度も述べてきたように、岩手県は部活動の在り方に関する方針を平成元年8月に改定した際に「部活動への参加を義務付けたり活動を強制しないように留意すること」との文言を盛り込んで全員加入制撤廃に方針転換し、令和3年度には県有識者会議提言「いわての中学生のスポーツ文化活動のこれから」において同年度内に県内全ての中学校において生徒が何れの部にも所属しないことの許容を求めた。県内33市町村のうち県内陸部南端の某市を除く32市町村は部活動の在り方に関する方針を県方針に追随して改定していたのであるが、中学校各校の対応は遅れていて4割程度の中学校では令和4年度も全員加入制を続けていた模様だ。それを令和5年度にも持ち越して新入生全員に部活入部を強いようとしている中学校が有るのだ。おそらく、ツイ主さんがお住まいの県北某村だけではないだろう。どうして、こんなにも学校現場の対処が遅れてしまうのか?

ここ数年、岩手県議会でも部活動の全員加入制について質疑が繰り返されてきたが、県教委の保健体育課総括課長の答弁は「全員加入制となっている学校でも学校外のスポーツ活動もしている生徒にはそちらを優先させていて県内中学校の部活動は『自主的自発的部活動』になっている」という逃げ口上だった。これが一部の市町村教育長や中学校長たちに「学校外のスポーツ活動に参加している生徒に配慮する姿勢であれば全員加入制のままでも構わないのだろう」と高をくくらせていたのではないだろうか?

部活動の在り方に関する方針を改めないでいた岩手県内陸南端某市教育長も「令和5年度には全ての学校が任意入部制になるように校長先生たちにお願いした」と言い始めているが、これまでの当該教育長の言動を踏まえると「学校外のスポーツ団体に所属している新入生以外は学校の部に入部させて活動させる」が本意だろうから、当該市の各中学校も表向きはともかく実運用はそうなってしまいかねない。

また、これは岩手県に限らないのだが、学校外のスポーツ団体や文化活動団体に所属している新入生たちの部活免除を求める声は全国的に申し出られている模様で、それを容認することだけで「任意入部化」だと言い張られる自治体教委や中学校も少なくない。お隣、宮城県北端の栗原市が5年度から任意入部化するとの報道も拝見したが、どのような実運用になるのか注目している。沿岸の気仙沼市でもレバタラ免除が始まるような情報も見聞きしたが、仮にそれが実現しても部活不登校・部活イジメ不登校はいくらも減りませんよ、小山教育長先生!

全国的にも部活動を全員加入制にしている中学校は少なくなく、県都を除くと全市町村全校だという県も散見されるほどだ。いずれにしても府教委(大阪・京都両府でも全員加入校・全員加入地帯が存在している)・県教委が強い姿勢で是正していかなければ、5年度以降も続いていくものと思う。現在、中学校の部活動で一大関心事になっているのは「休日部活の地域部活動化」だろうが、全員加入制の問題点を内包したままの地域移行が上手くいくとは思えない。新入生たちが入部届けを提出させられるのはGW前だろう。部活動を望まないのに入部を強いられる新中学一年生たちが一人もいないように府教委・県教委は何らかの行動をしていただきたい。

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