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2023年6月12日 (月)

一関市議会で質問される部活動や不登校、小菅教育長先生の答弁や如何に!

今週、岩手県一関市議会の6月定例会議が始まる。一般質問では部活動や不登校を取り上げる市議が複数名おられる。公表された質問通告内容をもとに私にとっては「ゼロ回答」同然である教育長答弁を想定しながら今後の課題を提起してみたい。

前後するが一般質問の3日目6月19日(月)に予定されている岩渕典仁市議の通告から。
今回は部活動の地域移行に絞って次の5項目を質問される。

⑴ 「部活動の在り方に関する方針」の更新状況
 平成31年(令和元年)に制定して毎年度リニューアルしてきているし、令和4年度まで日曜日と月曜日に統一してきた部活動休養日を今年度は地域部活動化した部に限って曜日の固定しないこととして地域部活動の指導者へ便宜を図った…お答えはそんなところだろう。
 「リニューアル」してきたと言っても昨年度までは年度数字を置き換えてきただけに等しいし、今年度も「地域部活動になれば休養日の曜日縛りが外れる」ってニンジンぶら下げただけに過ぎまい。県方針が制定時から求めてきていた「クラブチームの子たちの部活免除」、元年度の県方針改定で求めてきた「任意入部制への移行」、どちらも突っぱね続けてきたではないか!ようやく、市方針ではなく「校長先生たちへのお願い」と言う形で今年度に任意入部化させた模様だが、今年度新入生だけなのか?2~3年生の退部も許容したのか?全校統一したのか?おそらく各校バラバラだと思う。問いただしていただきたい。
 ちなみに、地域部活動が始まっていない中学校の近隣で日曜日や月曜日の夜に学校のジャージを着た中学生の姿を見かける。地域部活動が始まった学校が有るので市全体で休養日も練習時間も緩くなったのか?そうではあるまい。元々やっていた「闇部活」なのだろう、「クラブの練習だ」って言い張るのだろうけど。コレを突っ込まれたら、「部活動改革は先生方の働き方改革が主目的なのであり、外部指導者や保護者の皆さんが練習させている部分は目をつぶりたい」という小菅教育長先生のホンネが吐露されるのだろうか?それを言っちゃあ、お終ぇだよ、小菅センセ…

⑵ 中学校における部活動の現状と課題
 市広報アイスタイル6月号で紹介された桜町中学校情報科学部、1年生の新入部員はゼロで2年生7人と3年生13人だけになっているという。全員加入制でないなら新入生の入部が期待できなくなる部がいくつか想定されるが、この部もその範疇だ。桜町中は2~3年生の退部までは許容しなかったのだろう。
 3年ほど前に各校各部員数データを拝見したことが有るが、入部が強制されなくなったら入部者かいなくなって廃部の危機に陥りそうな部がいくつも見られた。「部の選択肢が減ってしまうことを回避するためにも入部の強制を続けたい」と答弁を繰り返してきた小菅教育長である。「国や県の要請で任意入部化したからこんなことになるのだ。部の選択肢は激減して行くに違いないが私は知らない!やりたい部活が無くて部活をしない生徒が増えるだろう。救済策などは検討しない!」とでもおっしゃるのだろうか、見物だ。

⑶ 部活動指導員の現状と課題
 数年来繰り返されている答弁だが、「無償の外部指導者をしていただいている方々に部活動指導員就任を要請してはいるが、固辞される方が多く、増員は難しい。長年、外部指導者をしていただいている方も多く、近い将来に引き継いで指導していただける方がいるのかどうかも懸念される課題になってきている」などのような答弁が想定される。部活動指導員・外部指導者は部活そのものよりも育成会活動・中学生スポ少・部活一体型クラブチームのコーチである。中学生スポ少であれば地域部活動に手を上げる、部活一体型クラブチームなのであれば全員退部させてクラブチームに純化する、そして、それぞれの学区校に拘らずに部員・団員をお集めになることが指導人材不足への対策となり指導体制・組織運営の強化にも繋がることと思われる。
 ちなみにクラブチームが中総体参戦を諦めるのなら「闇部活」の譏りを受けずに思う存分練習できるはずだ。いくつもの全国大会が有るんでしょ、全中に出なくても全国優勝のカップやら旛やら賞状やらを何個も何枚も獲得するんでしょうから、箔付けて強豪高校に送り出せますよ。ということで、地域部活動化やクラブチーム純化を市教委からも働き掛けるべきだと思う。

⑷ 合同チーム、合同部活動の現状と課題
 おそらく、放課後や平日夜間の練習ができないこと、土曜の半日練習や練習試合などで保護者送迎に頼らざる得ないこと、そのために部活を断念する志向が働きかねないことなどを小菅教育長は列挙する。
 昨秋の県新人大会で一関市内中学の連合チームどおしが決勝戦で当たってしまったソフトポールが顕著なのだけど、部活そのものが一校ではチームが作れなくなってきており、今年の任意入部化によって拍車が掛かるだろう。部員がいなくなってしまいそうなほど小所帯な部ばかりになりつつある。部員がゼロになってしまったら休廃部にならざる得ず、その学校の部活選択肢から外れてしまうのだ。連合チームでお茶をにごすのではなく、部活動の複数校合同組成に舵を切るべきタイミングだろう。青森県むつ市は生徒の学校間移動手段まで予算化して合同部活動に舵を切っている。原発交付金など工面できる自主財源が有るからできたことだろうけど、追随していただきたいものだ。移動手段提供が無く、保護者の送迎がネックになって部活を断念する生徒が顕在化する懸念は有る。だが、これまでの連合チームの練習でさえ経済的負担・送迎を含めた親の実働負担で苦しんできた生徒や保護者がいたはず。そして今まで全員加入制であったために「断念」が許されなかったのである。ほんとうに可哀想なのはどちらだろうか?それに、今でさえ、連合チームの練習や闇部活のために学区外に出ている実態は有って、親送迎に頼っているはずだ。平日の夜間練習なら学区校であっても多くの親が送迎している。合同部活動になってもほとんどの家庭は協力するのではないか?

⑸ 学校部活動の地域連携や地域部活動への移行の現状と課題
 部活動を委ねるような団体が地域にほとんど無いので地域部活動化する部は今後も然程は増やせないという答弁を繰り返されるだろう。くりかえしになるが、中学生スポ少が地域部活動に手を上げ、部活一体型クラブチームは全員退部させてクラブチームに純化、それぞれ学区校に拘らずに部員・団員をお集めになることに尽きるだろう。市教委から働き掛けるべきタイミングだと思う。
 また、ソフトボール・吹奏楽部・音楽部は各々の協会や連盟に複数の中学生チームを旗揚げしてもらい、希望する生徒たちをお委ねになってはいかがか。今まで学区校に部が無いために意欲や興味があっても諦めさせられたまま中学生活を終えてしまった若者たちが少なくはないと思われる。先述のとおりソフトボールの休廃部は続出してしまいそうだし、一関地域はもともと吹奏楽部が無い学校(厳美・萩荘・舞川・一関東)が半数を占めているし他地域の川崎・東山・室根・藤沢は維持するのが厳しい、常設の音楽部も磐井中はともかく桜町中は厳しく他の中学校には存在しない。一関中の合唱チームはほぼ通年活動しているとは言え全員掛け持ちの「特設合唱部」なのだ。他にも夏場の全日本合唱コンクールやNHK学校音楽コンクールに参加している中学はあるが臨時特設の全員掛持型特設合唱部だし、もともと特設しない学校、特設しなくなった学校も複数ある。合唱連盟や中文連から特設合唱部方式で参加校を維持・拡大するように要請されているのかもしれないが、素人目(耳か…)には見劣り感がある。
 いすれにせよ、もともと中学生たちが多数所属していたスポ少や道場から「部活として認めて欲しい」的な要望が来るのを待つのではなく、市教委が部活動の複数校合同化に舵をお切りになって、当該部が無い学校の生徒にも入部を容認しながら、再編成すべきだろう。先行事例を見聞きする限りでは、そのことが新たな指導人材を呼び込むことにも繋がるとも思量される。

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