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2023年9月19日 (火)

一関市不登校シンポジウム振り返り、その発言は無いでしょう、小菅教育長…

令和5年7月3日(月)第 17 回一関市総合教育会議 小菅教育長の発言より

無理をして学校に行かなくてもよいという考えの保護者も増えてきており、
さらには病院から登校刺激を与えないようにと話されているケースもある

9月7日の一関市議会一般質問でもほぼ同様の答弁をされているし、9月9日の不登校シンポジウム
での挨拶でも不登校が増えている一因として同趣旨の発言を繰り返された。

発言の一部を切り取られて批判されるのはご本意ではないだろうが、敢えて言わせていただく。

登校を渋る子どもを家から連れ出して学校に連れていくようなことをしては
子どもの心を閉ざさせてしまうだけでなく、自ら命を絶ってしまうことすらあるのだ。
そういう理解が広まっているからこそ、登校を無理強いしなくなっているに違いない。
學校としての初期対応を型通りやろうとしたのに早々と保護者にあきらめられて困ったケースとか
とにかく連れてきてさえくれればなんとかなったはずだと見立てられたケースなど有ったのかもしれないけど、
不登校が増えた一因、不登校が長期化する一因がまるで親の甘い姿勢であるかのような発言はいただけない。

さて、不登校シンポジウムでの講演についても振り返ってみたい。

講演をされた沖田先生は県立南光病院の精神科医長を勤められ、退官後は開業医として独立される傍ら、一関市・平泉町の「心の相談員」を委嘱されている。不登校に悩む親子の相談にも対処されてきたであろうから、その経験を交えつつ不登校についての医療的見地を語られるものと思っていた。医療的見地としては不登校の背景に発達障害だけでなく愛着障害も有ることを時間をかけて語られた。ただ、沖田先生が強調しておられたのは、不登校の犯人捜しや原因つぶしに固執せず、子育てを見直す機会としてとらえ、未来志向で子どもとかかわってほしいということだった。また、沖田先生ご自身も登校を無理強いした経験が有るらしく悔やんでおられるとのことだった。時間配分としては愛着障害のボリュームが大きくて、ややもすると不登校は子育ての失敗によるものだと受け止めらてしまいそうな講演だったし、シンポジウム冒頭の教育長挨拶がアレでは、なおさらそう思われてしまったかもしれない。教育長はともかく、沖田先生のメッセージは「未来志向」だ。誤解せずに受け止めていただきたい。

シンポジウムの後半は藤沢中校長、適応指導支援員、教育相談員と沖田先生を交えたパネルディスカッション。登校できない・教室に入れない子どもたちとの経験談といったところか。登校復帰や教室復帰を急がない・急がせないスタンスで取り組まれていることには好感を持ったし、別室登校で教室の授業をリアルタイムで視聴するなど新しい試みも紹介していただいた。

ただ、いずれにせよ、別室登校や教育支援センター(旧称適応指導教室)を利用することもなく、家庭で過ごしている児童生徒たちの学びをどうしていくのかという問題は依然として残っているし、登校刺激ありきの不登校初期対応には異論アリだ。不登校親の会や民間フリースペース等を含めた保護者への情報提供を総務省が文科省に求めたというニュースもあったばかりだ。小菅教育長先生は私が関わりを持っている親の会やフリースクール・フリースペースはお気に召さないこととは思う。アイツが出入りしているところの情報は提供させん!というなら、喜んで関わりを絶ちますぜ、小菅教育長先生…

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2023年9月 7日 (木)

一関市議会で教員不配置と不登校について質疑されたけど…

今日から始まった一関市議会一般質問、当市における「#先生が足りない」と「不登校」に関する通告をしていた市議お2人の質疑を拝聴してきた。
現在、学級担任をしている講師は小学校23人、中学校10人、計33人。うち10人が産育休代替で、残り23人は定数内配置。この23人を含めて教員定数で配置されている講師が小学校に35人、中学校に22人、計57人…質問した市議は年度途中に担任をしていた講師が退職して担任が交代するのはどういうことなのかとも尋ねられ、産休や育休で休んでいた教員が復帰すれば講師は退職して交代するものだと答弁されていた。年度途中に担任が替わることもキニナルのだろうけど、より問題にして欲しかったのは教員定数の一部が講師であることだ。県教委が教員人事配置のなかで一定割合を講師であてがってきている「県教委マター」なことではあるけど、それで講師登録者リストは底を付いてしまい産育休や長期病休・年度途中退職の代替要員がいなくなってるってことを引きだして欲しかった。市教委と各校校長先生とで探し回ってなお見つからず、結局、欠員のまま年度末を迎えてしまうのだろう。
不登校を質問された市議。「不登校が始まったときに保護者が相談できるツールを児童生徒の一人一台端末で提供できないか、他自治体で先例が有る。」~あくまでも対面でやっていきたい…という教育長先生、話が噛み合わない、提案として受け止めてはいたみたいだけど。総務省に突かれて文科省が7月末に発出した事務連絡「不登校児童生徒の支援に係る情報提供について」をどのように具現化するかにかかってくる問題。先ずはホームページや紙媒体で提供すべき情報であるし、それを市議が紹介したように一人一台端末からアクセスできるようにするのは有効な手法だろうと思う。
「不登校の児童生徒は190人もいるのに別室登校の児童生徒は60人しかいない。残りの130人にはどうしているのか?」~全く登校しなくなっているのは小学生7人、中学生44人であり、登校して別室では無く教室で過ごす児童生徒も多い…という教育長先生だったけど、問題にしたいのは「別室」に誰か先生が付いてるのか?(そもそも #先生が足りない はず…)そして、全く登校しなくなってる51人には何かケアできているのか?教育支援センター(旧称:適応指導教室)たんぽぽ広場に来てるのは2箇所合わせても10人弱なんだべ?それを差し引いても40人強!彼らは?である。おそらく、学校や保護者からの度重なる「登校刺激」で心を閉ざしてしまっているのだと思う。彼らをどうするつもりなのでありますか?教育長先生!
一般質問はあと2日間有るが、関係する質問を通告している議員はいない。教育民生常任委員会でこれらの問題を追及していただきたいものである。開催されるのであれば傍聴させていただきたい。
さて、明後日、今週末の土曜日には市教委が主催する「一関市不登校シンポジウム」がある。教育長が答弁の中でこのシンポジウムに全く触れなかったのにも違和感を覚えた。基調講演は「こころの相談員」をしているドクターだが、シンポジストは藤沢中の校長・タンポポ広場の適応支援員・教育研究所の相談員だ。学校に戻ろう・戻そうシンポジウムになりそうな気がしてならないが、せめて、こころの相談員ドクターには児童生徒たちとその家族が前を向いて歩み出せるようなお話をしていただけたらと願わずにはいられない。ちなみに会場は川崎市民センターホール、時間は朝9時~11時30分である。市内一円から集まってもらうには厳しい時間帯だとは思うが、現在進行形でお子さんが不登校だという保護者の皆さんで会場が埋まれば、適応支援員さんや教育相談員さんも語ることが変わってくるかもしれない。

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