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2024年1月28日 (日)

北上市、やっぱり全員加入制継続していた!教育長も騙されている?それとも…

先日、「岩手県中学生スポーツ・文化活動セミナー」を聴講してきた。シンポジウムのパネリスト、北上市ミューズコーラス隊の千田優子副会長の発表は聞き捨てならない内容のオンパレードであった。
◯練習日は週一回でやってきたが、令和4年度から飯豊中・上野中の校外活動部に認めてもらうために週3回にした。
◯飯豊中・上野中以外の隊員所属校は校外活動部すら無く、学校の部活と掛け持ちが続いている。
◯中学生隊員22名の半数が2年生であり彼女たちが卒隊した後、激減するかもしれない…
千田副会長ご自身は近年の部活動ガイドラインの変遷で校外活動部もろとも全員加入制が御法度になっていることなどはご存じでなかったらしいが、北上市内の各中学校が全員加入制を維持したままごまかし続けていることは間違いなかろう。ちなみに、令和4年12月の北上市議会では次のような質疑が交わされている。教育長も欺かれているのか、それとも教育長もごまかしに加担しているのか、どっちなんだろう。

北上市  令和 4年度 12月 通常会議(第281回)  12月08日

(平野市議)
中学校の部活動は、来年度からの地域移行に向けた議論が進められていますが、同時に部活動の在り方そのもののあるべき姿が問われています。子供たちの権利、多様性を尊重する議論の中で、それまでの加入義務が見直され、2020年3月に改定された北上市における部活動の在り方に関する方針には、「学校は、部活動への参加を推奨する。ただし、参加を義務づけたり、活動を強制したりしないよう留意する」とありますが、実際の運用について疑問視する声もあります。実態はどうなっているでしょうか。

(教育長)
市内中学校では部活動への参加を推奨しつつ、義務づけたり、活動を制限したりしておらず、各学校の方針にのっとった部活動が実施されております。

教育長先生、あなたも校長たちに騙されているのだと思いたいが、教育長先生自身が「校外活動部が有れば」「入部はさせても学校外の活動を優先させていれば」部活動ガイドライン・県方針・市方針には抵触しないとお考えなのだろうか。
ちなみに平成30年末の文化部ガイドライン、令和元年の改定版岩手県部活動方針、そして北上市部活動方針でさえ令和2年3月には「参加を義務付けたり、活動を強制したりしないよう留意すること」とされている。教育長、お読み間違えだったのだとは思料するが「活動を制限したりしておらず」ではガイドラインで示された活動日数や活動時間の制限を北上市は無制限にしているかのようではなイカ!このまま議事録に載っていると「北上市の部活動は日数・時間の制限が無い」と誤解されますよ!

セミナーでも話題になったが、部活動の地域移行=地域部活動化には「受け皿になる団体が無い」のだという。ハッキリ言おう、中学生を部活動に囲い込んだままでは受け皿になるスポーツ団体・文化活動団体は成り立たないし、立ち上げる機運すら生まれない。同じくシンポジウムのパネリストである藤原修県バスケット協会専務理事によると、ここ数年で中学生年代の街クラブが県内で男女各22チームを数えるまでに激増しているのだという。部活動に中学生を囲い込まれたままでは、これほど増えることはなかっただろう。部活動引退後に入団してくる3年生も多い模様だが、それだけではあるまい。一関市にも男女各1チーム設立されているが、その影響で市中心部の生徒数が多い中学校でバスケ部が存亡の危機に陥っているとも耳にしている。地域クラブ活動化は先ずは組成単位を複数校合同化して携わる先生方の負担を減らしつつ、任意入部化の再徹底を図って希望する中学生たちが学校外の活動にシフトできる環境にするべきだ。週3日以上活動する団体でなければ校外活動部の入部条件や校外活動部未設置校での入部免除条件にしないなどというみみっちいヤリカタで各校単位での部活動を死守しようとするのは悪手だ。

生徒数が少ない学校では全員に入部させないと部活動そのものが成り立たないから学校外の活動をしている生徒にも入部させつつ学校外の活動を優先させていることで「自主的自発的部活動」にしていると逃げ口上を繰り返す学校も北上市に限らず少なくないのだろうが、クラブチーム等の大会よりも部活の闇練習を優先させる外部コーチや父母会ボスママもおられると耳にする。部活動の複数校合同組成は学校間移動の問題が有るので困難だと再三繰り返していた某市の元教育長先生がおられたが、厭々渋々入部させられても結局単独チームでは大会に出られず、連合チームの練習で週末だけでなく平日の夜にまで自家用車送迎を回避できなくなっているではないか。とっとと複数校合同組成に舵を切り、望まない生徒にまで部活入部を強いる「闇運用」はおやめになるべきだ、自治体の部活動の在り方に関する方針は「義務付けたり強制したりしない」なんだから。

部活動が中学生たち個々人のやりたいことを阻害する存在では本末転倒だ。多くの中学校がNHK学校音楽コンクールや全国合唱コンクールに参加する岩手県だが音楽部を常設している中学校は少ない。おそらく数校程度だろう。大半の参加校は運動部引退後の3年生を主体にした臨時の特設合唱部だ。練習時間的にもどうなのだろう?3年生の多くは特設合唱部の練習だけだろうが、学校によっては再本番の吹コンを前にした吹部の生徒もいるみたいだし、1~2年生は合唱練習が終わったら父母会スポ少の練習が待っていて、中には引き続く闇練習の会場に足早に向かう生徒(というか親がクルマで連れていく…)や同じ競技の社会人サークルの練習にそのまま居残る生徒(外部コーチが指導している社会人チームが父母会スポ少終了後に練習するケース:協会練習と呼称されている)までがいる。どう考えてもガイドラインを逸脱しているだろう、闇部活まであればそもそも違反だが。運動部だった生徒を含めて多くの生徒に合唱のコンクールに参加させれば文武両道にもなるというお考えは分からないではないし、参加することに意義がある論に反意も無いけれど、勝負させてあげたいとも思う。あれもこれも半強制的にやらせるのではなく、中学生本人の選択でスポーツなりブラスなりコーラスなり何かに打ち込ませるほうが現実的なのではないか、何もしないことも含めて。

北上市内全ての市立中学校が任意入部制に転換すればミューズコーラス隊に生徒たちは集まってくるものと思う。そして、地域クラブ活動の受け皿として教育委員会や学校側から請われていくものと思う。

今回の「岩手県中学生スポーツ・文化活動セミナー」 は期せずして北上市教委及び北上市内各中学校への告発となった。教育長先生をはじめとする北上市教育委員会、速やかに是正せざるえまい。県教委が求めてくる前に取り掛かるべきだと思う。学校現場から往復切符で市教委におられる先生方、実態は分かっていたはずだ。新年度の新入生からなどと悠長な対応では絶対ダメ。先ずは現1~2年生の退部を許容するべきだ。

どのみち、新入生が入ってくると連合チームも組みなおしを迫られるものだ。厭々渋々我慢して部活だけでなく父母会スポ少闇部活までやってる生徒は一日も早く解放すべきだ。また、現1~2年生が全員入部したまま新年度を迎えたら新1年生諸君に対して「先輩たちは全員何かの部に入部している、みんなも部活をするんだ!」って絶叫説明するBDK(部活動に積極的な先生方がこう呼ばれている。多くは語るまい。もしかして校長先生たちも…)が必ずいる。それでは、望まない新入生も部活に入部してしまうだろう。そして、実態上全員加入制が続いてしまう。それが繰り返されてしまうのだ。それでは何も変わらない!

本来、部活動は任意入部であるものだし、近年の部活動ガイドラインや岩手県・北上市各々の部活動のあり方の方針によって全員加入制の是正を求められてきていることも認知度が高まってきているだろう。いつまでも「大人の事情」を背景に全員加入制踏襲に理解を求めるのは困難になっていくはずだ。クラブチームやミューズコーラス隊に所属しているかどうかにかかわらず部活入部を任意化して、文字どおり「部活動への参加を義務付けたり活動を強制したりしない北上市」に脱皮して令和6年度を迎えるべきなのである。教育長、校長会長、決断すべきなのはアナタ方だろう、教育長連絡会や中体連・校長会が任意入部化に全面賛成ではないであろうも覗えるが、だからといって校長先生方にいつまでも「分かってんだろうな、全員加入制を緩めるのは空気を読んで、さじ加減でやれ!」では生徒も保護者も先生方も地域のスポーツ文化団体も困惑させるだけなのだ。

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