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2024年2月16日 (金)

岩手県の中学部活は「参加を義務付けたり活動を強制したりしない」になったと言われているが…

部活動への参加を義務付けたり活動を強制したりしない…平成30年の運動部ガイドラインFAQと文化部ガイドライン本文で述べられている文言であり,ほとんどの都道府県・政令指定都市版ガイドラインが追随しているものの,未だに市区町村版ガイドラインのほうでは必ずしも盛り込まれずにいるようであるし,各学校での実運用においてはなおさら怪しいのが実態のようだ.

戦後の新制中学校発足以来,数十年にわたって全員加入制=強制全員入部制が続いていて「全員加入制のメッカ」とまで呼ぶ人もいた岩手県でも同様で,新入生が入部しないことや2~3年生も含めて中途退部することが許容されてきていることは確かなのだが,やはり全校がそのような状況になっているわけでは無く,結局,強制が続いしまっている中学校が少なからずあるらしいのだ.

  1. 学校外の団体で活動している生徒には入部を免除している
  2. 学校外の団体で活動している生徒には「校外活動部」に所属させて実質的に部活を免除している
  3. 全員にいずれかの部に所属させているが学校外の団体で活動している生徒には活動を免除している
  4. 全員にいずれかの部に所属させ活動させているが学校外の団体で活動があるときは優先させている

学区の中学校はどれかに当てはまってはいないだろうか?だとすれば,文科3省庁や岩手県教委のガイドラインに抵触しているのだ.先月27日に岩手県公会堂で開催された「中学生スポーツ文化活動セミナー」でやり玉に挙がってしまった北上市は始まろうとしている市議会に備えて市立中学校各校の実運用をのリスト化しておかれるべきだろう.

「えっ,校外活動部ってのが有ればオッケーだって校長が言ってたぜぇ」という皆さんが少なからずおられるんじゃないだろうか?それは,きっと,盛岡市立厨川中学校の校外活動部が「好事例」として紹介されているからだと思う.だが,この中学校の校外活動部は学校外の団体で活動している生徒だけでなく,学校の部活動に入部したくない生徒や入部していたけど退部した生徒にも門戸を開いたのだ.こういう手法であれば国や県の方針に合致するという事例として紹介されているのである.校外活動部が有ったって学校外の団体で活動している生徒(しかも週3日以上活動している団体に限定されるのが通例らしい…)にしか入部させないのではダメなのだ.校外活動部が地域移行の一態様だと考えている学校も有るらしいのだが,複数校から生徒が集まっている団体を地域クラブ活動に委ねられないか検討したいのだとしても「校外活動部」という仕組みに拘られるのは悪手になるだろうし,生徒や保護者の混乱を招くものだ.同様に学校外の団体で活動している生徒には入部を免除していて未入部の生徒がいるのだからガイドラインに抵触しないという考え方も誤りだ.

まして,とにかくフツーの部に入部させつつ学校外団体の活動を優先させるのでは,現行のガイドラインにあまりに遠いし,実際には部活・父母会スポ少・闇練習を休ませてもらえずクラブチームの大会にさえ出られないケースまであるらしい.「参加を義務付けたり活動を強制しない」どころか平成30年制定時の岩手県版ガイドラインに有った「学校外の活動に取り組む生徒に配慮する取組の推進」にすらなっていない.

4月に中学生になる子たちに中学校説明会が開かれている時季だ.部活が強制であるかのような説明が繰り返されていないことを願いたいが,仮にそうであったとしても,彼らには「部活動への参加を義務付けたり活動を強制したりすることがないよう」であってほしい.「入部はさせても学校外の活動があるときは優先させる」はもちろん,学校外の団体で活動している生徒の入部免除・活動免除ではガイドライン等に抵触するものだ.北上市はもちろん,県内他市町村も同様にお願いしたいものである.

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