2017年7月21日 (金)

教職員超勤・多忙化解消シンポジウム

日にちがたってしまったが備忘もかねて…

 7/9㈰岩手県盛岡市で「教職員の超勤・多忙化解消を考えるシンポジウム」を聴講してきた。連合岩手・岩教組・高教組などの労働組合系主催のものなので、あまりPRもされていないようだったが、両教組の組織動員で1000人規模の会場はほぼ埋め尽くされたようだ。基調講演が文科省OBの寺脇研氏であったことから、聞きつけて駆けつけた一般聴講者も少なからずいたようでもあった。氏がモリトモ学園、加計学園の件でワイドショーにひっぱりだこだったことも集客に一役買ったことと思う。
 寺脇氏の講演については感想などを発信する方もおられるだろうから、現役の先生や保護者、OB校長などによるパネルディスカッションについて、いくつか述べたい。
 中学校の先生からは、「部活動だけでなくスポーツ少年団(部活動と表裏一体の社会体育のことを呼称している地域がある)の指導までやらざるえない教員仲間もいる。」・「部活動は生徒の自主的活動であるべきだが生徒たちは教員の指導に頼っている。」などの発言が、高校の先生からは「部活動のために生徒たちは教員の出退勤時間を超えて在校している。生徒たちが在校している限り退勤できない。」・「顧問をしている部活動の日程を部員たちに呈示すると先生、コレではブラックですなどと言われてしまうこともある。・「学校外に活動の場を求めさせるには個人負担の問題があり、学校部活をやらざるえないのかなぁ。」などの発言があったが、他のパネラーさんからは部活動顧問用務への感謝や労いの言葉はあったが問題点の言及はほとんど無かったと思う。
 岩手県は中高ともに半世紀以上にわたり部活動加入を全生徒に強制してきた歴史があり、ほとんどのケンミンは「中高生は部活動が強制されるものだ」と思い込んでいる。それは教育行政関係者・現役教員にまで及んでいると思われてしまうほどだ。それだから「部活は学校でやらされるもの」という意識が岩手ケンミンには強いだろう。保護者パネラーの県P会長や電力労連県本部長もそうなのだろうと思う。部活連動の社会体育にしても起ちあげの経緯はどうあれ、先生方の管理監督下でやられるものだという感覚になっている地域も有るのだろうし、地域主体・保護者主体であっても顧問の先生が指導に来ないことを批判する向きもあるらしい、前任の先生が来られていたのであれば尚更だ。パネラーをつとめられた先生お二人も「何かがオカシイ」と思っているようなのだが、この岩手県の特殊性・特異性というポイントまでは言及が無かった。知らなかったのか、知っていて言えなかったのか、お二人の心の内まではわからないが知っていたとしてもギリギリの言及だったかもしれない。両教組組合員の中にも部活推進&現状肯定派の先生がおられるであろうからだ。校長OBの方も部活加入強制については一切語らなかった。中学生の部活全員加入の指示元が中体連・校長会であることをご存じであればなおのこと、ご存じで無いとしても県教委の方針だろうと誤認しているであろうから、仮に問題意識があっても言及できないのだろう。
 こういったパネルディスカッションでは会場からも意見を求めるのが一般的だと思うのだが、聴衆が1000人近いこともあり、あらかじめ配布した意見用紙をディスカッション中に集めてパネラーさんたちに呈示する手法がとられた。手法は良いとしてもコーディネーターが紹介した意見は2件だけ、しかも、「先生方はたくさん残業して残業代をたくさんもらえて良いですねぇ」という勘違いを紹介した程度。一般県民には給特法のエグゼンプション性が理解されてないことを話題にしたかったのかもしれないが、議論の本筋に切り込まないまま時間を浪費しただけだったと思う。実は紹介されることを期待して部活動加入強制やスポ少・育成会活動・保護者会練習などと呼称される部活連動型社会体育の問題を提起する意見を書き込んで託したのだが、取り上げられなかった。会場の意見を選別していたのは両教組の先生方、やはりなかなか同じ土俵に立てないものなのだろうか。ヤジでも飛ばしたほうが手っ取り早かったか…。
 パネラーになられた両先生のギリギリの発言はあったが、総じて消化不良というか掘り下げきれないディスカッションだったと思う。岩手県で部活に言及して先生方の長時間労働が議論されたことは評価しましょう、コレが第一歩ですな。
 さて、このシンポジウムには全国過労死等を考える会から公務災害担当の工藤祥子さんが招かれ、中学校教員であったご主人を過労死で失った体験を中心に、お話しを聞いた。彼女のエピソードについては割愛するが、教員であるかどうかを問わず聴衆の皆さんには切実な実態を実感してもらえたのではないかと思う。で、懇意にしている高校教員の方が工藤さんと以前から意見交換をされていて、シンポジウム終了後、お会いになるということだったので同席させてもらい先述した岩手の特異性などについてもご理解いただいた。今後も連携を深めて行きたい。

2017年7月13日 (木)

学校の全校懇談会で部活全員加入是正を求めてみたが…

先頃、我が子の中学校で、PTA行事「地区懇談会」が有った。地区懇なので学区内の行政区とか町内会ごとに保護者がそこの集会施設に集まって本部役員や先生方と意見交換するのが定番なのだろうが、ほとんど誰も集まらなくなってしまい、数年前から学校開催になり、全体で学校やPTA執行部との意見交換をして、それから地域ごとに今年度はどんな風に活動しようか(やることは前年踏襲なので段取り程度だけど…)相談しているのだそうだ。全体会で発言したのはアタイだけってのもどうかと思うけど。

で、アタイの質問
「今年、唯一の文化部である総合文化部の入部者が増えたそうだが、積極的な理由で入部した生徒はほとんどいないと思う。岩手県の中学校は全員を部活動に加入させているけれども、県や市が各学校に指示したことではないということは調べました。校外スポーツで活躍する生徒さんも増えてきている。総合文化部の活動日を半減させたり、生徒全員を部活動に加入させるのをやめたり、そういうことを検討する考えはありませんか?」

校長先生の回答
「そういうものだと思います。東京都内とかでは校外のスポーツ活動をするために活動日の少ない文化部に加入している生徒さんがいるそうですねぇ。本校でもフェンシングに取り組んでる生徒がいるが平日は運動部に体力作りなどをして週末にお家の方がフェンシングに連れて行っている。(全員を部活動に加入させるのをやめることは)受け皿になるような活動主体が周辺に増えて県全体がそういう方向性にならないとそうはできません…よろしいですか?」
 
いろいろ合点がいかないことばっかりなんだけど、論点がかみ合ってないみたいなので、食い下がるのはやめちゃった…圧倒的多数の運動部に入ってる生徒の保護者さんたちにはほとんど関係無い話だし。少しはジャブになったかなぁ…
 
校長先生の回答でかみ合わなかったポイント①
23区内の区立中学でも全員加入制の学校は実在してて校外活動のために活動日の少ない文化部に入部してる中学生もいるけれど都会では任意加入制の中学がアタリマエで校外の活動をしようがしまいがそもそも部活に加入していない中学生がたくさんいるんだけど…
 
校長先生の回答でかみ合わなかったポイント②
「部活動の代わりになる受け皿が周辺に増えたら…」校長先生の頭の片隅に「社会体育化」があるのかなぁ、そこまで求めてないんだけど。校長会は半世紀前に社会体育化を念頭に全員加入制を進めたっぽいのだけど、半世紀たってできあがっているのは運動部にほとんどの生徒を加入させて社会体育っぽいものも立ち上がったけど部活の闇延長ツールと化してて無休日長時間練習になって多くの先生方が社会体育っぽいものの指導にまであたっているという地獄絵図。
 
校長先生の回答でかみ合わなかったポイント③
「県全体がそういう方向性になったら…」県教委も市教委も全員加入制を求めてないってアタイが言ったじゃん!ウラではそういう指示になっているの?指示元が県教委だろうが中体連・校長会だろうが県全体がこうなっているからやめられないということなの?
 
やっぱり、県総合教育会議が大所高所に立った判断で県教委・中体連・校長会・岩教組の4者に是正を求めない限り、このローカルルールは終わらねぇものなのかなぁ、トホホ…

2017年6月 8日 (木)

公立中学の部活が全員加入制の地域

SNSで日本各地の方々と情報交換しています。
お住まいなどをオープンにしていない方やオブラートに包んでいる方が多いので
具体的な都道府県や市区町村までは分からないケースが多いのですが
部活全員加入制の公立中学校が東京23区内や政令指定都市を含めて多数存在し、
近隣市町村が軒並み全校全員加入制であるような面的定着をしている地域も有るようです。
岩手県のように県単位というところもチラホラ…
部活絡みいじめ自殺発生県ともほぼ一致する蓋然性が部活動が抱えている負の側面を呈しています。
部活動への全員加入制は文科省学習指導要領に違反する運用であるはずです。
SNS情報を総合していくつかの地域を特定しました。まだまだ少ないのですが紹介します。
 
都道府県
①岩手②山形③埼玉④福島⑤(静岡も?)
 
エリア
①愛知知多②愛媛南予③青森中弘南黒④青森西北五⑤青森南部

市区町村
①愛知・一宮市②岐阜・多治見市③神奈川・川崎市④岐阜・下呂市⑤静岡・浜松市⑥和歌山・田辺市
⑦青森・平内町⑧青森・今別町⑨青森・蓬田村⑩青森・外ヶ浜町
⑪宮城・美里町 

 ※青森県は県都青森市の1校だけ任意加入化されたばかりなのだとか、ほぼほぼ全員加入県。青森市以外の全市町村が網羅されるようにエリアや町村名を列記しました。

※多治見市は部活連動社会体育の類いの延長練習は任意加入ですが部活は全員加入制だそうです。もしかして全員加入県なのでしょうか?岐阜ケンミンの皆さん!

※浜松市全員加入情報入手後に静岡県全員加入県かも?情報があり、静岡県仮認定。静岡ケンミンの皆さん、情報お待ちしています。

福岡市を除いた福岡県とか岐阜県とかも全員加入校ばかりだという情報も見聞きしていますし、北関東3県や千葉県、神奈川県も部活全員加入校が多いという情報もあり市町村や地域によっては面的定着しているだろうと見立てています。

 
スポクラなどに加入している生徒は免除している「原則」全員加入なので「全員強制ではない」と言い張る学校や自治体もあるようですがそういう地域も含めて一覧にし実態をつまびらかにして世論に訴えていきたいと考えています。
 
これだけではないはずです。たくさんの情報をお待ちしています。市町村やエリアが特定できたら追加掲載していきます。
 
余計なことをするな!中学生は部活でスポーツするものだ!我が地域の中学校で部活全員加入なのは四半世紀~半世紀の歴史が有り地域に根付いているのだからこのままで良いんだ!生徒数減少で全員加入にしておかないと維持できなくなる部が続出するからこのままにしておけ!全国大会目指して頑張っている我が子の部が潰れたらどうしてくれるんだ!我が子がレギュラーになって活躍できれば部活いじめで何人自殺しても関係無ェ!そういうお考えの方々も多かろうと思います。ご意見もお寄せください。

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2017年5月15日 (月)

中教審は部活全員加入制を問題視していた?文科省が何もしてこなかったのは…

 20年も前の中教審答申のようだが「学校が全ての子供に対して部活動への参加を義務づけ画一的に活動を強制したり、それぞれの部において、勝利至上主義的な考え方から休日もほとんどなく長時間にわたる活動を子供たちに強制するような一部の在り方は改善を図っていく必要がある。」と明確に方針を打ち出しているのを見つけた。
21世紀を展望した我が国の教育の在り方について(中央教育審議会 第一次答申)平成8年7月19日
第2部 学校・家庭・地域社会の役割と連携の在り方
さて、この20年間で改善に繋がるような具体的指示を文科省はしてきたのであろうか?
 今年(平成29年)3月に公表した学校教育法施行規則の一部を改正する省令(部活動指導員を制度化するもの)案に関するパブリックコメントの結果のなかで強制による全員加入はさせていないかのようなスポーツ庁・文化庁の見解が述べられているのは既に改善されていると彼らは認識しているのだろうか?
Q生徒に対して,入部する,入部しないの選択を自主的にさせる権利を保障すべきである。
A部活動は,学校教育の一環ではありますが,生徒の自主的,自発的な参加により行われるものです。
 ところが、少なくない公立学校で部活動全員加入制が残っていて、市町村・地域・県などで全員加入制の公立学校が軒並みになっている事例が覗える。近年、中学生部活絡みイジメ自殺があった青森県・岩手県・山形県、そして先日、5月3日に中3女子が亡くなったばかりの埼玉県などは全員加入県の様相である。
 このブログで、フェイスブックで、ツイッターで、何度も述べてきたが、部活が起因になったり助長したりしたイジメを苦に多くの少年少女が自ら命を絶ってきている。入部しなければならず退部して未加入になることが禁じられるルールの学校では、そうっと部活から抜けることはできない。被害を訴えたり不登校になることは親にバレ、学校にバレ、待っているのはお礼参りというさらなる地獄だ。死を選ぶ彼らの心中が分からないでもない。部活に入らないこと・部活をやめることが許されていたら、彼らは思いとどまれたかもしれないし、死ぬしか無いなんて思うことも、イジメが深刻になることも、もしかしたらいじめられることも、無かったかもしれない。
 20年も前に文科省が改善の方向性を打ち出していながら部活動全員加入制にメスが入らないで放置され人命まで犠牲され続けているのはナゼだ。中体連・全日中(校長会)・日教組・日Pあたりと文科省・自治体教委ラインが「方針は出したが具体的処置はしない」とでもウラで握っていたのだとすれば彼らの罪は大きいと思う。
 そしてまた部活動は理念はどうであれ「学校にやらされているもの」だ。生徒が総動員されるのであれば先生方の総動員と際限無い傾注を家族は求めるのだろうし、数十年にわたる全員加入制は複数世代を「部活動は全員ヤルもの」と認識させ地域社会からもそれを求められてしまっている。昨今問題になってきている先生方の無休日長時間労働の一因であることは否めまい。先生方の過酷な労働が何人もの命を奪い家庭を崩壊させてきている。部活動だけが原因では無いだろうが部活をしただけでも定時で帰れず盆暮れしか休めないのは事実だろう。
 中学生の自殺案件はあまりに多すぎて文科省が一人一人の死についていちいち対応していられない実態だろう。であればなおさら、緊急対応として部活動全員加入制維持をウラで握っていたメンバーで部活動全員加入制全廃を打ち出して実行して欲しい。それだけでも救われる生徒が数多くいるのであろうから…

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2017年4月12日 (水)

保護者に拒まれないPTAにするために

先月の朝日新聞紙上に掲載された識者投稿「私の視点」PTA拒む保護者へ 改革しよう、手を貸して
東京都内で区立小学校のPTA会長をなさっている弁護士さん:大塚嘉一氏によるものだ。
 恥ずかしながら私もPTA会長を経験したので共感することがあるかなぁと読み進めたのだが、共感どころか反感ばかりを覚えてしまったので、当該投稿文の構成をなぞって、私見をつづり朝日新聞に投稿したのだが、このほど、掲載しないとの連絡があったのでブログで紹介したい。
 PTAに加入したくない・脱退したい人たちが目立ってきているという。強制自動加入と言っても年間数千円の会費負担だけで目くじらを立てている人は少ないだろう。卒業するまでに最低○回は役員をするか委員会に入らなければならないとか、役員決め・委員決めの保護者会に欠席した人から選出するなんていうような不文律で、家庭事情・仕事事情・身体事情一切無視で役員・委員を押し付けられ、家庭や仕事がとんでもないことになってしまった人が回り回って「そもそも強制自動加入はおかしい」を叫び始めて広がりを見せているんだと思う。学校のことだけでも大変な思いをしながら役員・委員のことをやっているだけでなく、行政・地域・P連からのあて職・招請・動員の生贄にされるのはこういった役員・委員の皆さんでもある。かくいう私も、我が子が小学校時代にPTA会長を渋々引き受けてしまい、苦渋を味わってきた。我が子の中学在学中に私をPTA役員にしようとする打診を受けたら校長室に乗り込んで「PTA脱会届け」を叩き付けて役員就任を回避するつもりでいる。
 まずもって、役員・委員の人数をミニマムにすべきだろう。役員は本部・学年・地域(子供会)3役だけで良いと思う。委員会や〇〇係といったものは活動の都度ボランティア募集に転換しても十分やっていけそうなものである。学校行事やPTA校内行事には協力的な保護者さんたちが多い。学校によっては学年や地域の役員を再構成して全校委員会のメンバーにしているケースもあるようだが、委員会活動を募集ボラにして学年や地域の役員さんたちは親子行事程度に特化できるなら、なり手はなんとかなると思う。また、諸々のあて職・招請・動員があるから本部三役が忌み嫌われる実情もあるのだから、そういうことをやめていかないと本部三役もなり手がいなくなる。そしてそういったことで辛酸舐めてきた役員委員経験者たちが「そもそも強制自動加入はおかしい」を叫び始め、また呼応している(私も…)のだろう。役員数を大幅に削減すれば保護者間の押し付け合いにたよらず、職員室サイドで適任者を検討・打診する決め方に移行できそうに思う。入学式終了後の体育館に監禁されて手を挙げさせる役員選出の空気はいたたまれなかった。
 PTA会長などが招請される学校外の会議と言っても、これまでは年間1~2回、顔を出して情報交換・意見交換してくれば良いようなものばかりだったかもしれない。だが「協働のまちづくり」というものが始まると、学校PTAの代表が地域協働体のメンバーに組み込まれ、毎月のように会議招請され、実働メンバーをPTAから動員することも求められる。PTA役員は時間の融通が利くような職業なのだろし、そういう人はほかの保護者さんたちから信頼されてもいるだろうし、その人の考えはほかの保護者さんたちのコンセンサスを得られるものだろうし…というのは過去の幻想だと思う。行政や地域はPTA役員が青壮年層のリーダーだと思っているのかもしれないが、声の大きい保護者たちに押し付けられたり先生方から泣き落とされた都合の良い人でしかない場合もある。そんな人を諸々の検討会やら協議会に招請しても、そこでの決定事項に保護者たちはついてこない。PTA活動が学校への支援と子どもたちへの支援程度に止めておかないと保護者さんたちはますます距離を持とうとするだろう。そしてPTA役員のなり手はますますいなくなってしまう。
 青壮年層の地域参画も協働のまちづくりもその必要性には反意は無い。でも学校PTAを組織に組み込むことで青壮年層が参画している体裁にして進めていく手法は学校PTAを疲弊させ崩壊させることになりかねないと思う。青壮年層の協働のまちづくり落とし込み、地域参画意識の醸成、地域の実働要員化は別なツールで実現することはできないのだろうか。
 学校PTAに求め続けざる得ないなら、自治体の協働のまちづくり担当部局と自治体教委が協議して各公立学校のPTA役員を自治体職員と学校教員とで占めさせてPTAを協働のまちづくりの実働要員化させるしかないのではないかと思う。一般市民の保護者役員には荷が重すぎる。協働のまちづくりへの傾倒が過ぎれば一般保護者はPTAそのものを忌み嫌いかねないのではあるが…。

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2017年3月31日 (金)

入学式を控えている皆さんへ

 今日は年度末、4月からお子さんが小学校や中学校に入学されるという方も多いだろう。
このブログで何度も述べたことばかりだが、私自身が経験してきたとんでもエピソードをいくつかご紹介したい。全ての学校に当てはまることでもないし、要領よく回避する人もやりこなす人もいるのだろうけど、何も知らずに巻き込まれるより心の準備になればとの思いからである。
1 入学式後の体育館で突如始まるPTA役員決め…
  小学校でも中学校でも入学式後、新入生保護者席にPTA会長や教頭先生がやって来て「学年役員と委員会委員を決めます。どなたか立候補を」「決め終わらないとお子さんと帰宅できませんよ~」だった。誰も好きこのんでやる人なんかいないのだから兄姉がいる新入生の親に事前に打診して決めといてくれれば良いことだと思うんだけどなぁ…
2 役員選考委員を依頼されて…
  子どもが小学校2年生になるときに転居して転校したのだが、転校先の学校はPTA本部役員を子ども会で選出するシステムだった。3年生の時に役員選考委員を頼まれたが本部役員を買って出る人などいないので、結局、自爆立候補するしかなかった。本部役員になってみたら「役員選考委員=一年後は本部役員」という図式で自爆立候補した人が多かった。そういう人たちが集まって三役を互選するんだから長時間のお通夜みたいなことを毎年繰り返すのだし…役員選考委員を引き受けるんじゃなかったなぁ…
3 協働のまちづくりにはめ込まれるPTA…
  本部役員になった年度、私の住む岩手県一関市では協働のまちづくりっていうのが始まって、公立幼保小中のPTAを組み込むことがその組織作りのセオリーだった。私はヒラ役員だったがコンスタントに会議に出席できない三役陣が私に代行出席を押し付けてきた。青壮年層が地域に参画する必要性は認めるけどPTAを組み込んでも一般の保護者さんたちが地域の思惑どおり動いてくれるわけないじゃん!市役所の担当部長とかと意見交換する機会があったが、「PTA会長が呼びかけて参加させて欲しい」だってサ!PTAにそこまでやって欲しいのなら各学校PTAの本部役員選出システムを変えさせて市職員で固めさせれば良いじゃん、市職員てたいてい実家住まいなんだから同級生やら親戚やらが保護者にいるだろうし。
4 教育振興運動って…
  コレ、岩手県だけらしいんだけど、地域全体で地域の子どもたちを育てましょうっていう運動らしい…で、平成の大合併前の市町村エリアごとに実践事例発表会とか教育講演会をすることが目的化してて、発表の当番になったPTAが普段は教育振興運動なんて何にも意識せずにやっている活動を教育振興運動にアテコミして発表させられる、発表会や講演会の運営も聴講も現役保護者を動員して体裁を作っている。我々保護者には何にもレクチャーされなくて、こういった発表会や講演会に動員されないと知らされず関わらず子育てを終えてしまう。歴史的役割を終えている運動なんだと思う。岩手県教委も県内市町村教委も啓発に努めようとしてるらしいけど、県職員・市町村職員・学校教員ですらちゃんと分かってる人なんかいなさそうなんだけどな。どうしても継続させたいのなら、協働のまちづくりのこともあるし、とりあえず、各学校のPTA役員をそういう人たちで固めて取り組ませるしかないんじゃなイカ!
5 中学校の部活動は全員強制加入しかもあれも無しこれも無しのうえ社会体育っぽいのまで…
  自分が中学生だったD地域D中学もそうだったが子どもが入学したI地域HG中学も部活動全員加入だった。いろいろ見聞きしたところ、岩手県内の市町村立中学と県立高校附属中学は全校全員加入であった。要は岩手県ではそれがアタリマエだったということだ。我が子が入部したのは総合文化部といってどう考えても「やりたい部が無いとかそもそも部活なんかやりたくない生徒たちが籍を置くための部」、放課後の部活が毎日有るのことまではともかく、夏休み・冬休み・春休みにも毎日2時間集まらせられてる。こういうことまで全生徒イコールにしなきゃならないのだろうか?でもまだ総合文化部が有るだけ良いのかもしれない、文化部が一つも無い学校、文化部は吹奏楽部だけという学校とかも少なからずある。生徒数が少なくなってきているからだろうが運動部も一般的な部がひととおり有る学校というのは珍しいはず。それでいて、岩手県一関市・平泉町・奥州市はほとんどの中学校のほとんどの運動部に中学生スポ少とか育成会活動とか保護者会練習とかって様々な呼称の社会体育っぽいのがあって、平日の延長練習・夜間練習、土日祝の練習・練習試合・中体連以外の大会参加を親掛かりでやっている。子どもにそこまでやらせたくない、親もそこまでつきあえないっていう人もいそうなモンだがねぇ、実際、どうなんだろうか?

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2017年2月24日 (金)

一関市ではスポーツ少年団の遠征に小中学校のスクールバスが使えないかって論議になっている…

岩手県一関市では小学生スポーツ少年団の遠征に市立学校のスクールバスや市役所の公用バスを使わせられないかということが論議され始まっている。市議会でも現在開催中の議会をケーブルテレビでたまたま見ていたら佐藤浩さんという議員さんが質問していた。今のところ市としては対応が難しいという結論のよう(スポ少って建前上は公的団体じゃないからねぇ…)だけど…。
 スポーツ少年団というのは学校の組織ではないのだけれど、学区単位で組成されてて小学校高学年児童の大半が加入している実態がある。大会参加などで遠征することも頻繁なようだ。年に一回とか二回とかいうならともかく、交通費も馬鹿にならないだろう。中学生が学校で強制される(岩手県なので…)部活に連動して加入している社会体育的なものもスポーツ少年団・育成会活動・保護者会練習と称していて、中総体や新人戦ではない諸々大会やら練習試合やらにはそれらのスポーツ少年団などとして遠征させられてる。内実は学校の部としてなんだろうし、親からすれば一連のもの…スクールバスや市の公用バスで連れてってもらえないの?っていう思いに駆られるのは理解できる。
 どちらも建前としてはスクールバスや公用バスを使わせられないというのは合点がいかないわけではないが、小学生のスポ少にしても中学生のスポ少などにしても、ほとんどの児童生徒が参加するのがあたりまえのものとして定着してしまってて、家庭の事情やら何やらで参加させないということもなかなか難しい側面も否定できないのではないだろうか。中学生のスポ少などはほぼほぼ強制みたいなもんでしょ。我が家は抗ってるけど。
 小学生のスポ少も中学生の部活とスポ少などもいろんな意味で学校の部活的存在として定着してるのだ。このブログなどで中学生部活の加入強制をやめた上で練習も大会参加もスポ少などに委ねるべきだと主張してきたが、小学生もこの枠組みにできるんじゃないかと思う。スポ少などを市体協の傘下として組み込んだ上で部活動を含めた小中学生の課外スポーツ活動を有償委託すれば、市立学校の教育活動なり市教委業務なりの一環となり、スクールバスや市公用バスを利用させられるんじゃないかと思う。
 余談だが小学生のスポ少も中学校の部活も児童生徒数の減少やニーズの多様化によって単独学区ではチームが組成できずに合同チームを作ったり一般的な競技でもスポ少や部活が減ってきていて希望しない競技を余儀なくされている(繰り返すが岩手県は中学生の部活は強制)生徒もいるのだ。小中学生の課外スポーツ活動が休日や平日夜間中心にシフトされている実情を追認すれば、合同チーム化が促進されれば選択できる競技が多種多様になるはずである。
 単純にスクールバスや市公用バスを使えるようにすることを第一目的にするのはお門違いではある。だけれども、バス利用だけでなく解決できるポイントがいくつもあるのだから、踏み込んだ対応として実現していただきたいものだ。

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2017年1月30日 (月)

プレミアムフライデーなら金曜放課後と土日は部活ナシにして!

 経産省の政策で2月から毎月最終金曜日には15時退勤にして経済のカンフル剤にしようという動きがある。その4週間前ということで、先週の金曜日はワイドショーなどで多く取り上げて紹介していた。中央省庁や地方自治体は率先されるのであろうから、15時以降は会議を入れず、市区町村の市民窓口以外の職員には有給休暇等で早刻に帰宅させるのであろうか。

 さて、学校は何かするので有ろうか?15時に児童生徒を下校させるためには授業を5時限で打ち切るしかないだろう。金曜日の時間割が6時限の学年にまで15時に下校させるのはどうかと思うがせめて16時には下校させ、先生方には定時で退勤していただきたい。先生方退勤時刻が16時30分~17時になっている先生方が多いはずだからだ。そんな~、学校には部活が…という方が多いだろうけど、プレフラの趣旨から言えば「金曜日は早く退勤して街に繰り出したり旅行に出発しよう!」なのだ。それならいっそのこと、金曜日の放課後から月曜の朝8時まで学校は閉鎖して「何人(なんぴと)たりとも立ち入らせず」にして、部活動も一切禁止して先生も生徒も家族で出かけよう!独身の先生はデートに行け!相手がいない先生は合コンでもヤレー!婚活パーティにでも行ってこーい!にしませんか?そりゃあ、生徒の親の中には、プレフラなんか関係無いお仕事、プレフラだからかき入れ時のお仕事をされている人もたくさんおられるだろうけど、こんなことでも無いと年ガラ年中部活ばっかりやらされてる中高生がたくさんいるみたいですゼ~、先生方も家族サービスができねぇ、デートもできねぇ、そもそも誰とも出会えねぇってサ、そんなんじゃ非婚者ばっかり増えて子どもなんか増えねぇって…

 昨年、スポーツ庁が調査したらほとんど毎日部活やってる学校とか休養日があっても平日だけにして土曜日も日曜日もぜ~んぶ部活で埋めてる学校が山ほど出てきて、慌てた文科省が正月休み明けに、「週に一日は必ず休みにしなさい+月に一日は土曜か日曜を休みにしなさい」って大号令かけたんだってサ。最近も学校の先生たちが一週間に80時間も働いてる人がザラで土日も部活があるから何十連勤もしてる先生がたくさんいるって報道されてたでしょ。霞ヶ関のお役人様たちが15時に退勤して街に繰り出してるのに部活指導して夜中まで残業して土日も部活だ試合だではねぇだろうよ。だからプレフラの週末ぐらいは金土日部活ナシにしようよ、校長先生方!

 ところでオイラの住んでる岩手県一関市は土日祝と月曜放課後に部活はやらせてないけど、中学生スポ少とか育成会活動とか保護者会練習とかって社会体育みたいなのが市立中全校の全運動部にくっついてて部活が休みなら必ず、部活をやった後の平日の夜にまで練習しているんだけど、本体の学校部活が全員加入(コレは岩手県内公立中学校全部)だとその社会体育みたいなのにもおおかたの生徒は入るようになってて、結局、ほとんどの生徒たちは年中無休みたいなもんだし、社会体育みたいなのにまで関わっている先生、関わらざる得ない先生もいるようなことを聞く(ノータッチというわけにはなかなかいかないだろうし…)。学校の判断で休みにできるのは金曜の放課後だけだろうが、何とか校長先生方のイニシアチブで金曜の夜から土曜・日曜両日の社会体育みたいなヤツの練習も休みにすることはできないもんですかねぇ…中高生は部活でスポーツやらせろって親ばっかりだからム~リ~だろうなぁ、「スポ少は部活じゃねぇんだから練習して何が悪い!」って言う人ばっかりなんだろうからねぇ…


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2017年1月24日 (火)

部活動指導員の制度化にパプコメ

文科省が部活動指導員の制度化についてパブコメ募集をしていたので次のような私見を送りました。岩手県の一関市でこんなことを考えてるのオイラぐらいなモンでしょうけど…

・外部指導者と呼ばれる方々による活動の加熱化やその活動に先生方を際限無く帯同を求めたりする事例を見聞きしていること。
・部活動の加熱化は一部の教職員や一部の保護者の意向によるところも有り、部活動指導員がそういった意向により、部活動加熱化に拍車をかける懸念があること。
 以上のことから部活動指導員は各学校が採用するのではなく、市区町村教委及び市区町村体協の指導監督を受けながら各学校に派遣されることが望ましいと考えます。また、部活動が静岡県磐田市で試行されている「地域部活」へ移行していくことにも対応しやすい体制であると考えます。
 なお、部活動に連動して競技種目ごとに中学生スポ少、育成会活動、保護者会練習などと様々に呼称されている社会体育的な団体が組成され、部活動に加入している生徒を半ば強制的にそれらの団体に加入させ、学校部活と合わせて無休日長時間練習をしている地域や学区もある(当市では市立全中学校の全運動部に存立している模様)ことから、そういった団体がある場合は部活動をそれらの団体に有償委託して部活動指導員を派遣することとし、学校での朝昼夕の練習は廃し、先生方・生徒とも負担を減じていただきたい。部活加入を全生徒に強いている学校(当県では県内公立中学校全校で強制されている模様)では困難と思われるが、そもそも部活加入が強制されるのは学習指導要領に抵触しているはずであり、これを機に部活加入強制を厳禁とし任意加入を徹底していただきたい。

 そんなモノいらねぇ、今までどおり学校の先生にサビ残長時間労働でやらせろ!という方もご意見は文科省へどうぞ。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000867&Mode=0

私への反論もお待ちしています。このブログ記事にコメントしてください。

2016年12月20日 (火)

部活の問題は想定以上に深刻…全国体力・運動能力、運動習慣等調査

先週末、スポーツ庁が「平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を発表した。マスコミも近年に無く大きく取り上げていたようだ。我が県の児童生徒の体力は~的なローカルマスコミが多かったけど。
 文科省・スポ庁が部活動休養日の設定強化を打ち出したり、部活動指導のため無休日長時間勤務を強いられている先生方の署名活動が展開されていたりする中、それらに関係する調査も追加されていて注目されている模様だ。そしてその結果であるが部活動休養日や先生方の部活顧問就任のさせ方が私の期待が悪いほうに当たってしまっていて、開いた口が塞がらないでいる。両省庁関係者も中体連関係の方々もこれほど如実に表れるとは思ってはいなかったのではではないだろうか?
 20年ほど前に旧文部省が部活の休養日を週2日設けよというガイドラインを打ち出している。文脈を読めば「土日は休め、少なくともどちらか1日は休みもう1日は平日、土日2日とも大会参加などになったら週明け2日間は授業があっても部活はお休みにしよう」なのだが、調査結果は驚愕なものだ。全く休養日が無い学校が22.4%もあり、それ以外の学校77.6%でも何らかの休養日があると思われるが一ヶ月あたり4日以上週末に休養日にしている(毎週土日いずれか1日以上は休みにしていると思われる)学校は前述の77.6%×36.2%=28.1%に過ぎない。毎週末に休日がある(ただし必ずしも土日両日ではない)のは3割にも満たず、3割の学校は必ずしも毎週末ではなく、2割の学校は全土日祝は部活で休養日は平日にあり、残り2割の学校はほぼ(よもや盆正月まで部活ではあるまい)年中無休…4割の学校は盆正月以外は毎日学校で部活か授業かその両方で全く休みは無い。3割の学校は10日~20日連続登校が繰り返されている。毎週末に休みになっていても土日どちらかは部活というケースが多かろうから、完全週休2日の生徒や先生は一握りに過ぎないのではないだろうか。これほどの骨抜きを看過してきた自治体教委には猛省とスタンスの大転換をして欲しい。中体連や校長会は看過してきたのではなく、こういった骨抜きとすり抜けを非公式にリードしてきたのではないだろうか。教育委員会は現場教員との往復人事メンバーも多くいることだし、そういうメンバーが幹部教員を経て管理職に登用され校長会と中体連のメンバーになってもいく。そしてその中でもトップであった校長先生は退職後、教育長に登用されることが通例でもある。自治体教委も同罪、というより共犯なのではないか?まさか骨抜き・すり抜けは自治体教委の方針で公式には指示できないので中体連・校長会ルートで指示してきたなんてことではないと思いたいが…
 この状況をすすんで受け入れている、率先してこの状況を維持しようとしている先生たちだけなら、良いのかも知れないが、87.5%の学校は先生方全員が部活顧問になっているということであるから、事実上の業務命令+それに付随する強制ボラだというべきだろう。仮に競技経験があって種目は希望どおりであったとしてもこんなにも休まずに勤務+指導しなければならないことまでは勘弁して欲しいと思っている先生が数多くおられることは想像に難くない。未経験競技ならなおさら、幼児・病児・要介護家族を抱えればなおさらであろうと思う。
 そしてまた、生徒にとって家族にとってはどうなのだろうか?生徒の部活加入についての任意制は調査されていないが、6割から7割の学校は「全員加入制」だと公言しているという全国統計が過去には有るそうで、偶々でも未加入の生徒がいなかったりすれば、そこから学校風土が生まれ、それに乗じた学校方針化、そして「にわか伝統」に繋がるであろうから、実態はもっと高い割合で「全員加入」の学校が有るものと思われ、部活そのものを望まない生徒でも希望とは違う種目の部に加入した生徒でも休日であるはずの週末でさえ練習のために登校を強いられてもいることもまた想像に難くないところだ。
 休養日の全校完全実施、週末休養日の設定はもとより生徒の加入も先生方の顧問就任も各々の任意により「加入しない&就任しない」選択が許容されてほしいと切実に願われる。練習や対外試合を縮減するのはいずれはやらなきゃないだろうけど抵抗が大きいものと思う、特に保護者や地域や外部指導者の。加入強制性排除+顧問強制性排除の方が先んじて実施できると思う。いかがだろうか文科大臣&スポ庁長官。自治体教委に任せてたら中体連と校長会に(+自治体教育長にも)骨抜きにされますゼー。
 できることなら冬休み前に文科大臣・スポ庁長官・全国中体連会長・全国校長会長の4者で申し合わせて欲しい。一昨年の3学期始業式の朝、山形県天童市で新幹線に飛び込んで命を絶った女子生徒がいたでしょう。彼女と同じように部活でいじめられてる生徒がいるはず。「3学期から部活を強制しない、イヤなら、苦しいなら退部して転部しなくても良いよ」ってメッセージを送って欲しい。生徒だけじゃない、部活指導と教科指導と学級経営で苦しんでいる若い先生たちもたくさんいるはずだ。せめて部活顧問からは解放してあげて欲しい。青少年が接している大人たちから電通の高橋まつりさんのような悲劇もあってはならないはずだ。「申し出れば部活指導からはずす、新年度は顧問をさせない」ともメッセージして欲しい。新春の学舎から悲しいニュースが聞こえてこないようであって欲しい。そして、本当に実現してあげて欲しい。
 さて、オマケでおもしろい調査項目を見つけたので紹介して終わりにしたい。「生徒のニーズに応じて、複数の運動部に所属できるようになっていますか。」と「生徒のニーズに応じて、運動を含む複数の活動を行う部活動がありますか。」である。前者で実在するのは特設陸上部・特設駅伝部・特設体操部・特設水泳部…、後者で実在するのは総合運動部・総合文化部・ボランティア部…といったところだろうか。陸上部・駅伝部は常設していなくても陸上大会や駅伝大会に出るために中総体が終わってから引退した3年生を中心に短期間設置して特訓するヤツ、体操部・水泳部は入学前から体操や水泳のスクールに通っている生徒を集めて中総体に出るための名ばかり部で中には別な部と掛け持ちする子もいる。運動部じゃないけど全員運動部引退組と運動部掛持組の特設合唱部でNHKと合唱連盟とTBSのコンクールに出場してる学校も多いはず。総合運動部は学校の部に入らず校外のスポーツクラブに行く子が籍を置くための部、総合文化部やボランティア部がそういう存在になっている学校も有るらしく、校外活動をやっている生徒にしか入部させない学校も有ると聞いたことが…名目どおりの活動は申し訳程度に、総合運動部に至っては活動らしい活動は皆無だとか…。とにかく調査項目の文言とはズレてる形態ですよねぇ、こういうのって。調査項目が実態にそぐわないのか、文科省・スポ庁が思い描く理想の姿を学校現場がねじ曲げて悪ノリしてるのか、ドッチなんでしょう?いずれにしても「生徒のニーズに応じて…」ではないですよねぇ、こういうのって。


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